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2004/07/21(水)
集中豪雨に関する一投稿〜「玄倉川キャンプ客溺死事件」
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今年の梅雨は空梅雨かと思いきや、末期になって北陸から東北南部の日本海側で豪雨を見舞っている。
1999年夏、神奈川県丹沢山中であったキャンパーの遭難事件もそんな時期に起きた。 ダム放水により水かさの増した川の中で必死に木につかまるキャンパー。それを容赦なく渦の中に巻き込んだ濁流。それらの光景がテレビの前で赤裸々に映し出された衝撃を今だ記憶にとどめておられる方も多いだろう。
表題の投稿記事は「噂の真相」読者投稿欄からの全文無断転載である。 かような文章が掲載されたウワシンも惜しまれつつ休刊。 この投稿は、記事だけではなく読者の見識もが確かであった証左として、また同様の痛ましい事故を今後繰り返さぬためにも、数少ないこのコーナーの読者に読んでいただきたく無断転載をした次第である。
「玄倉川キャンプ客溺死事件」 玄倉川のキャンプ客が溺死したニュースに微苦笑した。報道では彼等が事務所員や警察官等の避難要請を何度も無視したとあったが、これは記者の取材不足で、実は地元住民の私も彼等に避難を勧めていたのだ。 避難を勧めた私に対する彼等の態度は高圧的で不愉快極まりないものであった。「水嵩が増えるから中洲は止めた方がいい」と言った私に若い男が「大丈夫だよ。俺達は馴れているから」と冷笑しながら反論。それでも「私は地元の者だが、川は氾濫するよ。高台に行ったほうがいい。子供もいるんでしょう?」と冷静に忠告したが、リーダー格が「放っておいて。楽しんでんだよ」と放言したのを皮切りに「地元の人は臆病」「見張りを置くから平気」「田舎人は他人のプライバシーを侵すのが趣味ね」等の声が広がったので、私は呆れ果てて帰宅したのである。 我が山北町はキャンプ地として人気が高く大勢の人が来訪するが、都会人は自然に関する知識が心許無い。「見張りを置くから平気」という暴言がその象徴で、大雨時の川の急激な増水率を考慮すれば「見張り」は殆んど役に立たない。しかも地理に詳しい地元の人間を嘲笑するようでは、救いようの無いバカである。 そしてあのような結果に。テレビや新聞では「悲劇」のように取り扱っていたが、私に言わせれば単なる「バカどもの必然的結末」に過ぎない。そもそも彼等がキャンプをしていた場所は「キャンプ場」ではない普通の「川原」である(本来の「キャンプ場」はもっと高台)。即ち彼等は死ぬべくして死んだのだ。同情の余地等無い。ただ可哀想なのは子供だ(子供には大人のような判断能力はない)。「あのおじいさんの言う通りにしようよ」と言った小さな女の子の言葉が忘れられぬ。無念だ。 (神奈川県山北町 匿名老人)
◆無断転載です。株式会社「噂の真相」様、よもやこのような辺境の地に気付くとは 思いませぬが、たとえ気付かれても寛大なご処置をお願いします(笑)。 抗議があった折には、即刻削除すると共にお詫びをいたしますです。
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