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2004/06/25(金)
選挙が始まった
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が、今日は別の話題を書く。
すでに「過去の話題」となりつつあるのかも知れぬが、 先日皇太子が「妻雅子の望まんとする皇室外交に対して、宮内庁が横槍を入れて邪魔をしている」 といった趣旨の発言をして物議を醸した。 無論皇室の人間であるから、こんな直截な物言いではなかったが、趣旨(本音)はこうだろう。 発言後皇太子は訪欧に赴き、帰国後世間をお騒がせしたことを本意でないとする文書を発表したが、その中でも再度前段のことに触れており、実のところかなりご立腹であったのではないかと窺わせた。
私は物心ついて以来初めて皇室の人間の人間らしい発言を耳にし、ある意味たいへんな衝撃を受けた。 この言葉の裏には「天皇後継者に男子を!」という宮内庁の強い意志が垣間見えるのである。 現に第一子が誕生したときも宮内庁長官は「おめでとうございます」ではなく「次は男子を」などと発言している。 現在国会などからも女帝論がぼちぼち出ているか、宮内庁がそれを本気で考えているのかは疑わしい。
さて、ここまでは報道の解説程度の文章であるが、以下2点指摘しておきたい。
まず第一に、宮内庁のこの不敬な発言及び皇太子の「お怒り」に対して、右翼諸君が何ら行動を起こさないのは何故か? 雑誌などがちょっと皇室を茶化すような記事を掲載すると、即時街宣をかけるあの行動力は、なぜ今回発揮されなかったのだろう。報道内容から察すれば、宮内庁に街宣をかけるばかりか、実力行使に出てもおかしくない内容であると察するが如何なものか。
これはつまり、右翼諸君の資金源が何処なのかを推理するのに十分な材料であったと私は考えた。新左翼各派のつつましやかな日常とは段違いの現実は驚嘆に値するが、「やはりそうだったか」ということだろう。
次に天皇お世継ぎ問題に対して、なぜマスコミはもっと突っ込んだ議論を展開できないのか。 すなわち「天皇の即位に際して、男子でなければ為し得ない秘儀が存在するのではないのか?」ということである。 状況証拠は十分にあるはずだ。
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