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2004/10/10(日)
絶望に効く薬2
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“絶望に効く薬”の第二巻が発売されたので、早速買って読みました。(^^) 相変わらず世知辛い世の中で、“自分らしく”生きている人たちの話に、うーん、なるほど、、、と感心してしまいます。 今回の登場人物は、忌野清志郎さんや宮藤官九郎さん(木更津キャッツアイの脚本家さん)等の世間一般に名の知れた有名な方から、里親で11人の子供を育て上げた坂本洋子さんなど、知る人ぞ知るという方まで、9人の方の話が登場しています。 そんな方々の話の中にあって、特に興味を引いたのは、“荒俣宏”さんの話でした。
僕は荒俣さんの帝都物語やシム風水シリーズといった小説を読んできていて、好きな作家さんの一人なのですが、荒俣さんは、それ以外にも博物学研究家や、翻訳家など、色々な顔を持った方です。最近はトリビアの泉のコメンテーターとして、テレビで見掛けることも多くなりました。(^^) 本当に色々な知識が豊富な方で、面白い経験もたくさんされているようです。 で、その荒俣さんの話の中でちょっと目から鱗だったのは、、、
“人生は飛車角落ちの将棋です。負けるのが当たり前!!” “自尊心は早く捨てないとね。「俺は偉い」とか思っちゃダメ。暗くなるから。” “今の社会の枠組みの中でおもしろい生き方なり、生甲斐を見つけるのに重要なのは、マゾ精神(好きなことのためにはいくらでも犠牲になれる、建設的なマゾ精神なのだとか)と明るい偏執狂”
うーん、、、普通、逆ですよね。 人生は勝ちたいし、自尊心だって満足させたいじゃないですか。マゾだの偏執狂だのとは誰からも言われたくないし、、、(^_^;) でも、逆の考えをしているからこそ、“自分らしく、面白く”人生を生きて行けるのかなぁ、、、 荒俣さんみたいに、周りから“奇人変人ロードまっしぐら”みたいに思われても、本人が本当に楽しんで人生を生きていけるのなら、その方が幸せかもしれませんね。(^^)
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