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2005/09/20(火)
夜更かし。
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昨夜、午前三時。 テレビから突如目に飛び込んで来たのは、 安らかに眠る少年の遺体の映像。 それから、番組は始まった。
横紋筋肉腫で闘病の末、悔しくも13歳と言う若さで亡くなってしまった、 健太郎君と言う少年のドキュメンタリーだった。
お母さんが家庭用ビデオカメラで撮り続けた 健太郎君の言葉、行動、 お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、妹の美咲ちゃんの言葉、行動。 一つ一つがノンフィクションの大切な記録である。
「運命」と言えば割り切れるのだろうか...
私は、「運命」としか受け止める方法を知らない。
「どうして、こんなにいい子が?」
そんな風に考えれば考えるほど、胸を締め付ける思いが、 行き場を無くしてしまうから。
私は「運命だよ」と応えることしか出来ない。
もっともっと沢山の人に見て欲しかったな。 このノンフィクションのドラマ。 もっともっと沢山の人に見て、考えて欲しかった。 気付いて欲しかった。
命の大切さ。
生きることの儚さ。
それでも懸命に生きていくことの意味。
番組の最初に映し出された、眠る健太郎君の姿は、 健太郎君の最後の姿だった。
その姿は、 とても優しい顔をしていた。 精一杯生きた顔をしていた。
命は長さじゃなくて、 深さだって。
前に友人が教えてくれたことを、 ふと思い出しました。
【 13歳の遺言 〜健太郎君が伝えたかったこと〜 】 http://wwwc.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2005/05-270.html
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