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2004/09/05(日)
感謝ということ
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感謝ということ。
感謝ということについて、感動するような話を聴いたので、わたしの中のスイッチが入った。 人への感謝、ものへの感謝、環境への感謝。 ものにしても、環境にしても、誰かの手がかかっている。 計り知れない配慮がある。心遣いが息づいている。 どれもその裏側には、見えないものが息づいている。 ついつい、わたしたちは忘れそうになる。
だが、確実に、そこにはある。
電車に乗るとき降りるとき、単なる改札機を通り過ぎるだけだけど、 でも、電車を動かしている人がいる、運転を見守っている人もいる、安全を点検している人もいる、改札機の修理をしている人もいる・・。 そこには、たくさんの人の息遣いがある。
だから、ありがとう。 今日も安全に時間通りに乗ることができて、降りることができて・・
お金を払っているから当然なのじゃない。 当たり前のことなんてなにひとつない。 人生の先輩が、夜も遅くまで働いてくれているおかげで、生活や仕事ができる。
前、テレビで漫才師中田カウスさんのお弟子さんが、師匠カウスさんとの数々のエピソードを語っていた。 その中で、印象に残ったこと。
ある居酒屋で、師匠を囲んでお弟子さんたちと宴会をしていたとき、 ばたばたと走り回るお店の人に、注文を頼もうとしても来ないので、 「ちょっと!すみませーーん!」と座ったまま手を上げて叫んだ。
そこで師匠から一発叩かれる。 「何しとんねやー!向こうのほうが年上やのに、なにえらそうにしてんのや。 こっちから行って、「すみません、注文よろしいですか?」と聞いてくるもんや!!」 と怒られたらしい。
わたしはびっくりした。 確かにそうや。お金を払っているから何をしてもいいもんじゃない。 最低限のルールがある。
わたしも千房で働いているとき、座敷である会社の宴会が予約されていた。 ここだけの話だが、宴会などはありがたいが、店員にすればあまり嬉しくない。 なぜなら、半分以上のケースであまりお行儀がよくないことがあるからだ。 ひとりや少数だといい人なのにね。
宴会席係りになってしまい、うぅ、また大変だなぁと思っていた。 でも、そこの幹事さんがなかなかできた人だった。 中にはしゃぐ人がいて多少やんちゃしても、すぐフォローに入り、 年下のわたしに「ごめんなさいね。忙しいところ申し訳ないんですけど00いいですか?」 などと、丁寧に接してくださった。
どんなに丁寧に接しられても、全然悪い気はしなかった。 最後まで気分が良く、その席で嬉々として働く気持ちになった。 こういうことなんだろうな・・と、今思い返してみるのである。
感謝の気持ちはいくら持っても損はしない。 表現すればするほど、恩恵ははかりしれない。
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