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2004/08/04(水)
含蓄のある言葉
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この前、千房の社長の話を聴いた。
経験と実績のある人の話というものは、含蓄があり、言葉ひとつひとつが胸に響いてくる。
中学卒業と同時に乾物屋に丁稚奉公。1973年大阪ミナミ千日前に「千房」第一号店を開店・・ その間でも、40歳にして高校の課程を習得し卒業。などと人生の道のりを話す。
紳士のような上品なしゃべりのなかにも、情熱的な力強く訴えかける言葉や、大阪弁ばりばりの笑い系の言葉などを交えながら、本当に面白い話をされた。
「えー」や「そのー」などと、間つなぎの言葉などは一切なく、朗々と物語りのように話す言葉には、聞き手をとらえる魅力がたくさん詰まっていた。
その中でこころに残った言葉 ◇現代はなにかと平等平等・・と、教育の現場でうたわれるが、平等と公平は違う。 平等は何でも一律にしようとする。だが本来の公平は順位がある。
◇丁稚のころから、俺は必ず独立すると決めていた。 明確な目標があった。これがなければ迷子と一緒。 迷子とは@行く先がわからない。A現在地がわからない。B脱出する方法を知らない。 このことを迷子というそうだ。Bに関しては、同じ境遇のものが話し合ってもしょうがない。師や先生に訊く。
◇2+3は5だが、5になるには無限の方法がある。 幸せになるには無限の方法がある。
◇成功している人は100%努力している。 壁にぶつかって もうやめよう、というところから本当の努力が始まる。
◇起業しても100人にひとり成功するくらい。 だから、なんでもいい。あなたは100人の中でナンバーワンか?
◇教育と人育ては違う。 その人をどう扱うか。どうなってほしいか。
◇やっているは知っているよりはるかに勝る。仕入ればかりせず、加工していけ。 ◇わかるから かわる。
◇挨拶はこころの仕草。言葉は魂、言霊。「おはようございます!」その一言でその人の状態がわかる。 あなたの態度や姿勢がまわりに影響を与えている。
◇こころに区切りがある人、切り替えのある人は、元気な人。 心にそれがない人は、元気のない人。
◇人は人様の役にたつために生きている。 生きているだけでも親の役にたっている。 ひとつでも役に立てることをしませんか。
等々ここに挙げきれないほど、胸につきささる言葉を聞いた。 数ある本を読むのもいいけど、こうして生の声を聴くほうが、よほど人生に影響があるものだと、痛感したのでありました。
そして実践あるのみですね。
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