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2004/08/19(木)
珍道中 最終章
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朝5時出発に合わせ、15分前に目覚ましを合わせます。
目が覚めた。 というより私は、目が開き体を起こしただけのような感覚。
母は久々にぐっすり眠れた〜!と気持ち良さそうな様子です。
私が眠れなかったーと喰らい付くとと、こんなものは早く寝たもんがちだと言います。
一枚上手でした。
一行はまだ眠い体でごろごろーごろごろーと畳の上を転がっていると、祖母に喝を入れられ、 一行は朝明けの清々しい中を、眠い目をこすりながら実家を後にして出発。
8時にはトヨタに車を返さないといけないので、時間を気にしながらの進行です。
高速に入ると、案の定運転手に睡魔が襲いかかります。
細い目がさらに細くなると、危険を察知し横の助手は例の攻撃手段に。
「ちゃっっ!!!ちゃっっ!!!」
私の中にはもうすでに抗体ができていて効き目はありません。
余裕を持って出ていたので、安全をきしてパーキングで30分仮眠をとることにしました。 30分したら起こしてね、と助手に頼み私は目を閉じます。
すっかり眠りに落ち気が付いて起きてみると、横の助手もすっかり気持ち良さそうに寝入っています。 時計を見ると、軽く45分ほど過ぎているではないですか!
何だか申し訳なさそうに横目に見る助手と共に、一変暴走えりこは走りだします。
助手は覆面パトカーチェッカーへと変身。 四方八方に小さい目を大きく三角にしながら、窓ガラスにかぶりつきです。
暴走えりこもさすがに休憩、落ちついて走りだすと、 後ろから、何だか頭に赤い光りをきらきらさせた白と黒の車が、一台の車を追い掛け横を過ぎていきます。
あー危機一髪!一歩遅かったら、一緒に本物に追い掛けられるところでした。 お墓参りしてて良かった…と胸をなでおろしながら、 暴走えりこと覆面チェッカーのコンビは無事大阪へと着き、車も間に合い、安心して食糧を抱えながら家路に着くのでありました。
おわり
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