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2004/07/19(月)
母の観察日記
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母のヒヨドリ観察日記
母の報告日記である。
庭で、ヒヨドリ二匹がいた。鳥同好会長である母の目にとまった。 二匹ともある程度大きく、一方のほうが少し大きめだ。 母は大きいほうがオスだと言い張る。 なんでわかるの?と聞くと、大きいから、と言う。 なにか専門的な裏づけがあるのかと思ったが、全然、なかった。
大きい方であるオスはどこからか持ってきた、大きなえさを口にくわえている。 そして、そのえさを、もう一方のメスにプレゼントした。 メスはそれを受け取り、美味しそうにほおばる。
そうすると、オスはメスが食べ終わったころを見はかり、近づいてちょっかいをだしはじめた。いわば、ちょっと美味しいものをご馳走したから、その代わり付き合ってよ〜という感じだ。
だが、メスは一気に態度を変え、キーキー!と怒り出した。 「ごはんは美味しかったわよ!でも、それとこれは違うわ!あっち行って!」 と、そんな感じだ。
プレゼントも持っていかれ損で、オスのほうは、気の強いメスに追い払われて遠い彼方に逃げていった。
母の目はその一部始終を捉えていた。
「人間と同じで、鳥の世界にもこんなことってあるのね!」と大発見かのように私に伝えてくれる。 「たとえば、これって、男のほうが女の人にラーメンをおごってあげて、その代わり付き合ってよ!というものじゃない〜?」と母。 ラーメンか・・・微妙やな。 母の発想がなぜラーメンなのか、私の中ではまだ謎である。
ちゃんちゃん。
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