|
2004/07/11(日)
母のもくろみ
|
|
|
鳥のさえずり
うちの近くでは鳥のさえずりが毎日聴こえます。 とてもきれいな声でさえずります。 「ピーヒョロロロ・・ピロピロ」 なんだかその声を聴いていると、こころが洗われます。 毎日聴いていると、今日は機嫌がいいとか調子がいいとかがわかります。 そして私が出かけるときは、心地のよいきれいな声で送ってくれることもあります。
我が家ではずっとペットを欠かすことがありませんでした。鳥、ハムスター、犬・・・。 前に犬を亡くしてからは、ペットはいなくなりました そこで、わが母の心を捉えたのは、野鳥。 パンと果物をえさに庭を鳥王国にすることに成功しました。
そして、双眼鏡を姉からぱちり・・いや拝借して母はその生態を観察しはじめたのです。 こんな鳥がきたあんな鳥がきたと毎日、意気揚々と私たち姉妹をつかまえては報告してくれました。
そして、ついに姉も私も、母の鳥生態観察同好会の傘下に入っていってしまったのです。
母は考えました。もっと近くで見たい、と。 そこで、パンを家の窓の近くまで点々とつなげ、自然と家のそばまでくるようにと。 そして、鳥はえさをとるのに夢中になっていたら、家の中まで入っていた・・・ なんてシチュエーションまで想像し、 ついには自然のペット状態にしてしまおうと、母のもくろみは続くのでありました。。 (つづく)
|
|
|