えりこの日記
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2004/06/27(日) 芸術が人生を変える
以前、「戦場のピアニスト」という映画を観た。

戦争という混乱期。差別、貧困、闘争、支配…

人間が人間として生きていない、そんなとき、ひとりのピアニストが切実に生き抜いていくストーリー。

次々とまわりの仲間内が殺されていくなか、彼はピアニストであるがために、仲間から助けられ生き延びていた。

そして、たったひとりで彼は、荒廃した人家に隠れ潜み、着のみ着のまま食糧もままならず、命からがら生きていた。

そのようななか、敵の軍人がその人家に偶然立ち入る。 そして彼を見付けるのだ。

もう殺されかけない…危険極まらない時、軍人が彼がピアニストだと知ると、興味がてらに一曲弾いてみろと言う。

そして彼は弾くのだ。
渾身をこめて奏でられるその曲が、ひとりの軍人の心を 魂を揺り動かした。

本来ならひとりの人間が、戦争という冷酷な現実の元に、
目の前のひとりの何の罪もない人間の命を奪うところが、
たった一曲の曲によって、ひとりの命が救われた。

芸術というものは時として、ひとの人生を大きく変えてしまうことがある。

ひとの魂に訴えかける大きな財産。

「タイタニック」という映画でも、あのタイタニックという船が沈みかけ、ひとびとが半狂乱にいるときも、
バイオリン奏者はその美しい音色を奏でるのをやめなかった。

文化というものは人間の存在そのものを現しているかもしれない。

生きる勇気と、生きているという感動を与える芸術文化。

私たち身近にも、そんな感動は創れる。作品は創れる。

あなたのことばが、
あなたの作った食事が、
あなたが作った全てのものが、
まわりの大切なひとの心の琴線に触れ、感動を呼び起こし、何かを変える芸術になるかもしれない。


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