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2004/06/22(火)
自分だけの時計
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人はつい他の人と比べてしまう。
綺麗な花のブーケ
誰が主張もせず、各々が精一杯各々の花を咲かせている。
他の花と自分とを比べて落ち込んだりはしない。 それぞれが自信を持って自分の花を咲かせているから、全体でも美しい。
華麗な花 可愛らしい花 素朴な花 豪華な花 可憐な花 若々しい緑の葉
各々が個性を持っている。
たった一種類の華やかな花よりも、各々がバランスをとりながら集まっていると、なおのこと何故か一層華やかだ。
華やかに活躍している役者を見て、どうして私はいつも端役ばかりなどと落ち込んでしまうかもしれない。
稽古をいくらしても人に追い付かないと、途中で投げ出してしまうかもしれない。
でも、ちょっと待ってほしい。
人には各々自分の時計を持っている。
同じ練習をしても人と違う結果が出るかもしれない。 人と比べるから焦るだけ。
人各々には、自分しか歩けない道が真っ直ぐとのびている。
その道を堂々と自信を持って確実に歩んでいけば、 あなたしかたどり着けないあなただけの成功が待ち受けている。
あなたが時を忘れるときはどんなとき? あなたの心にある強い思いは何? あなたが自分を感じるときはどんな時?
誰のものでもない自分だけのヒストリー。 途上の姿… 転んだ姿も、 泣いている姿も、 笑っている姿も、 落ち込んだ姿も、 また前に進もうとしている姿も、
完成へと向かう大事な大事な美しい姿。
他人の時計を外して、 自分だけの時計を持って世界を見てみれば、意外と時は確実に流れるかもしれない。
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