えりこの日記
最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2004年5月
前の月 次の月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
最新の絵日記ダイジェスト
2005/06/12 新ブログ
2005/03/26 ありがとうございます
2005/03/23 涙の誕生日
2005/03/17 ずっと・・・
2005/03/15 愛すべきものたち

直接移動: 20056 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 月 

2004/05/22(土) 根拠のない自信
スガシカオというミュージシャンがいる。

私は彼の音楽が好きだ。

荒涼とした雰囲気を漂わせながら、非常にシンプルな真実を突きつけ、聴いている者をどきっとさせる。

その彼が、今日テレビでインタビューを受けていた。
彼がデビューするまでの話や音楽に対する思いを語っていた。

彼は世にでる前から、音楽のCDやレコードは誰よりも持っていたし、
誰よりも聴いていたと言う。
そして誰かに言われるまでもなく、オレは「天才」だと、根拠のない自信が常にあったという。

私は、やっぱり…と思った。
その根拠のない自信が、彼を光らせ、彼をのしあげていたのだ。

普段、人は真面目さゆえか、ちょっとした失敗や、挫折で自信をなくしたり、経験値や憶測から自分を計ろうとする。

いやいや、
何が起ころうとも、自分は天才だと思っておけば、自分の可能性へチャレンジする意欲が湧いてくるの!

そのうちに能力への扉が次々と拓かれていくのだ。

『やわらかな遺伝子』という本がある。詳しくは読んだことはないが、遺伝子学的にいろいろなことが解明されてきているようだ。
要は、親、育ってきた環境に関係ない、もうひとりのまっさらな私がいる、てことかな。

だから私は〇〇だからできないかも…ていうことは、考えても無駄!ムダムダ……!てことだ。

改めて気付いた。根拠がなくても自信を持っていい、てことが。

でも、ここで取り扱い注意。
天才だと思って、いつかはなんとかなると思って、寝ていてはだめ〜。

スガシカオは、いつもなにか強力な力によって引っ張られてきたという。

そう、なにかの力に…

たとえば、あれよあれよというまに、回りの体勢や状況ができあがり、そこにいつのまにか居た、みたいな。

いわゆる運がいい、ていう状況。

とんとんと、自分以外の力によってのしあげられる、というか。

じゃあ彼は何もその準備ができていなかったかというと、そうではなく、それまで相応の下積みはしていたんですね。

彼にその準備ができていたから、勝手に回りの環境が整って、彼はそこにぐいぐいと引っ張られていったというわけ。

それは、彼の意志と自信が引き起こした、能力の練磨によってその度、達成された内面の結晶のようなものが、外の環境を引き合わせたというか、外に彼そのものが創りだされた!

そして、懸命に創りだした作品さえ、少しでも納得がいかないとか、なにか違うと感じ れば、即消す。

その実直さというか、潔さにも驚く。

あくまで、自分と真っ向から向き合っているという彼の姿勢が、
どこまでも格好いい。

そして、彼のそんな一面を垣間見て、
私も今日から、自分のことを『天才』と思おう・・・と密かに(って全然密かにじゃないね)決意するのでありました。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.