ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2005年4月
前の月 次の月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新の絵日記ダイジェスト
2005/05/12 終了のお知らせ
2005/05/07 Happiest Homecoming On Earth!
2005/05/01 ミニアンケート
2005/04/29 「ジャングル・ジョージ」
2005/04/24 WDCCをめぐる悩み

直接移動: 20055 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 月 

2005/04/29(金) 「ジャングル・ジョージ」
いつか観なきゃ観なきゃと思っていた、サムイマ!さんのネタでおなじみ「ジャングル・ジョージ」
(George of the Jungle)を、ついに観てしまった。

“空前絶後な病み付き主題歌”…なるほど、こういうことでしたか。
♪ジョージ、ジョージ、ジョージオブザジャングル♪
って昨日の深夜からずっと離れてくれない(汗)
いつの間にか頭の中のみならず、指でリズムまでとってる自分がいたりして…とほほほほ。

ゴリラや象と一緒に暮らすジャングルの王者ジョージを主人公にした昔のカートゥーンの実写版。
まあ一言で言うならコテコテのB級コメディ系ターザン映画なのだが、かなり笑えた。

…えーと前半、うへぇなんだこれ、ハワイの景色しか見るべきものがないよほんとに!!
と激しく思ったことも事実ですけど(^^;
(オアフ島で撮影したらしく、確かに思いっきりハワイしててアフリカにゃ見えません)

ジョージがサンフランシスコに行くあたりからおもしろくなってきた感じ。
…いや単に、このあたりから脳内がB級ジョージワールドに侵されてきただけか?

ちっちゃなお猿さんとか鳥さんとか、かわいい動物たちは見ていて楽しいし、
インテリゴリラのゴリ(エイプ)はナルホドすみ○ろ先生っぽかったし(笑)
なんといっても主役ブレンダン・フレイザーの文字通り体当たり演技に脱帽!
あの体つきや捨て身アクションはもちろんのこと、表情のつくり方がいちいちおもしろくって、
人間の顔ってこんなにカートゥーン風になるものなんだなぁと感心しまくり。
ブレンダン、最初は本物の「ターザン」の声のオーディションを受けてたそうだけど、
ジョージになって大正解でしたネ。

(そういえばディズニー評論家のレナード・マルティンおじさんも、この作品については
“フレイザーはサイコー!脚本はサイテー!”みたいなことをソフトに遠回しに書いておられた^^;)

それにしても、「ターザン」の前に「ジョージ」を出しちゃったディズニーは凄い。と思う。

普通やらないよなぁ。新作クラシックスのイメージを前もってぶち壊すような…。
さすがは自虐ネタ王者ディズニー、並のスタジオとは懐の深さが違うねぇ(おい)
どうせなら今度出る「ターザン」DVD限定セットも、へなちょこな続編よりジョージとセットにすれば。
絶対その方が笑えますって。

とか思っていたら、最後のシーンはターザンじゃなくてアレのパロディかよ…!
衝撃のあまり、食べてたアイスをカップごと落っことしてカーペットにでかいシミを作った自分は
ジョージに負けないオマヌケさんだったかも(笑)

いやーここだけの話、自分この手のおバカコメディが意外とツボにはまってしまうみたいですネ。
(え、いまさら言うことでも意外でもなんでもない??)

しかし、ジョージの恋のライバル役がどこかジョン・スミスに見えたのはここだけの話にするべきかな?(^^;
あと、密猟コンビの片割れがディーン・デュボア(ディブロー)さんに見えてしょうがなかったのは
やっぱりここだけでも口に出してはいけないことだったでしょうか?(^^;;

2005/04/24(日) WDCCをめぐる悩み
先日、ディズニーダイレクト(旧・ディズニーストア[DS]オンライン)からエルヴィススティッチのWDCCなどが届いた。

http://disney.store.go.com/DSSectionPage.process?Merchant_Id=2&Section_Id=14328&Product_Id=178331

という一文を読んで、エッ?と思われた方がいたら、きっと私のように、
以前はDSオンラインを使っていたけど最近遠ざかっていたという人だろう。

以前は、WDCCはセル画等と共にアメリカ国外への発送ができない商品だった。
だから今回も、“海外発送不可”の注意書きが見当たらないことに気づいて注文はしてみたものの、
どうせ「発送できません」メールが来るんだろうな、と予想していたのに、
ちゃんと届いちゃったんでびっくりしたわけ。

DSオンラインがWDCCを海外発送していなかった背景には、海外の正規取扱店との絡みがあったんじゃないかと思う。
例えば日本の正規代理店での定価は、アメリカの倍くらい。
当然、個人輸入したり輸入業者から購入する方が安上がりになってしまうんだけど、
DSオンラインがそれを可能にしてしまったら、日本のDSをはじめとする正規店は立つ瀬がないもんね。
いつからか知らないがそれが解禁になったのは、DSオンラインがディズニーダイレクトになった関係か…?

事情はわからないが、個人的にうれしいことには間違いない。
高い送料を含めても日本の正規価格より安く、しかも直接ディズニーから堂々と買うことができるんだから。
どうせ同じ物を買うなら、リテイルネットワークス(現在の日本のDSを運営する、OLC子会社)よりは
やっぱりディズニーダイレクトの売上げに貢献したいと思うし。

ただ、単純に喜んでいられればいいのだけど、そこには多少のジレンマや悩みもあったりするわけで…

悩みその1

こんなふうにディズニーダイレクトから個人輸入したり、輸入業者から安く買う人ばかりになると、
懸念されるのは、日本国内の正規販売が危うくなること。
何でもネットで買える時代だけど、WDCCのような商品は、現物を見てこそ魅力が伝わるもの。
わがままな話だけど、店頭で見かけれなくなったら寂しいと思うんだよね。

日本のDSも、昔よりWDCCのようなコレクタブルが激減して寂しい限りなんだけど、
かつては、どこの店舗にもあったショーケースの前で、必ず立ち止まって眺めてるゲストがいた。
ディズニーのグッズにそんなに興味がなかったような人が、WDCCを見て感動したり、
ディズニーへの興味を深めてくれたりするのが、傍から見ていてもうれしかった。

この作品、そういえば観たことがあったとか、このシーンもう一度観たくなったとか、
WDCCからディズニー映画へ関心が広がるという相乗効果もあったり。

悩みその2

とはいうものの…最近のWDCC、映画の世界から遠ざかっていってるような?という気がしてきて、
WDCCという商品をこれからも買うかどうか、自問したくなったりもしている。

WDCCの魅力といえば、なんといっても、映画のワンシーン、一瞬のディズニーマジックが
三次元の世界に蘇るところにあると思うのだが、その特長が年々弱まってきてる気がするのだ。

例えば今回のエルヴィス・スティッチ。
かわいくていい出来なことは確かなのだが、あまりにも一般的なデザインで、おや?と思ったのも事実。
どうせこのシーンから作るなら、ウクレレを引きずって登場する瞬間とか、得意げにかき鳴らしている瞬間とか、
その後暴れ出した瞬間とかをとらえてくれた方が、さすがWDCC!と思えたんだけどなぁ。

今回のスポットライトコレクションというシリーズ自体が、
ティンク、ジミニー、スティッチという人気キャラクターにスポットを当てたというコンセプトで、WDCCっぽくない。
普通のフィギュアと変わんないデザインなら、いくら精巧とはいえ、こんなに高額だと迷っちゃうよ。
正直、今後スティッチのWDCCがまた出たとしても、こんな感じだったら購入を見送るかも…。

まあ、WDCCが誕生した頃と比べてディズニーアニメーション自体が脚光を浴びない時代だし、
これからオールCGの作品ばかりになったら、二次元→三次元というWDCCならではの魅力も薄れちゃうわけで、
(現在もピクサーのCG作品のWDCCは存在してるけど、やっぱり他のピースとは趣きが違う気がする)
人気キャラに頼る傾向になるのもわかる気はするけどね。

それにしても、最近のクラシックス作品を差し置いて人気キャラにばかり走るのはどうかと…。
ラマとトレプラとホームオンザレンジのWDCC、頼むから出しなさい(^^;;

悩みその3

そろそろ危ないと数年前から言われ続けている関東地方の直下型大地震。
こんな脆い割れ物、一瞬で全部ダメになっちゃうんだろうなぁと思うと恐ろしすぎてガクガク…。
(そんな呑気な心配してる時点で、何か間違っている気もしまくりですが^^;)

ここから余談になるが、割れ物といえば、WDCC以上に扱いが厄介だけど魅力に抗えないのがスノーグローブ。
今回、ディズニーダイレクトからWDCCと一緒にやって来たのが、
目を疑うばかりに久々リロリロワールド展開!なずっしりでっかいスノーグローブだった。

http://disney.store.go.com/DSSectionPage.process?Merchant_Id=2&Section_Id=13490&Product_Id=180005

ナニ&デヴィに加え、アイスを落とすお兄さん(初立体化!?)まで揃った不敵なデザインで、
こちらはほとんど文句なし!

まあ細かいことを言えば、オルゴールは“アロハ・オエ”より“バーニング・ラブ”あたりが良かったかな、とか、
デイヴィッドのボード&海パンは映画に忠実にしてほしかったかな、とか、
アイスを落とすお兄さんのアイスはやっぱりチョコチップミントでないと(笑)とか、あるにはあるけど。

最大の不満は何を隠そう、私が発注した数日後に容赦ないセール価格になってたこと…(TT)
新商品をこんなに早く下げることないじゃんか〜〜

それを思うと、価格が安定してて安くなることのほとんどないWDCCって、やっぱりいいかも?(笑)

2005/04/23(土) シンデレラとポカホンタス
Yahooのヘッドラインに、こんなタイトルの記事があったのでつい読んでしまった。

「シンデレラは悲恋招く?読み過ぎにご用心」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050423-00000069-kyodo-soci

要約するまでもない短い記事だが、イギリスの研究者が調査したところによると、
「シンデレラ」などのおとぎ話に共感する女性はパートナーからの虐待を従順に耐えてしまう傾向にある、というお話。

またディズニーが槍玉にあげられてんのかなぁ、と思って元のガーディアン紙の記事も参照してみた。

http://www.guardian.co.uk/uk_news/story/0,,1468359,00.html

が、映画への言及はなく、あくまで「シンデレラ」を本で読んだ場合とのこと。
(とはいえ、その本がディズニー版だったりディズニー映画の影響を受けてる可能性も高いと思うが…)

「シンデレラ」と共にブラックリスト入りされてたのが「ラプンツェル」と「美女と野獣」。
おもしろいことに、逆に推奨されていたのが「ポカホンタス」だった。
活発なヒロインが活躍する話だからだって。同様に、ハリポタのハーマイオニーとかも褒められてる。

ポカホンタスって、ディズニー映画ができるまではかなりネガティブなイメージも
あったんじゃないかと思うけど(イギリス男の味方した好色娘みたいな…)、
イギリス版の物語ではそうでもないのかな?

ともあれ、おとぎ話とディズニー映画が同視されていないのはいいことだ。

ディズニー版でいくと、シンデレラだって当時にしてはずいぶんしっかりした女性だった気がするし、
「美女と野獣」に至っては、90年代のフェミニストの賞賛の的みたいな映画になってたもの。
現在グレン・キーンが手がけている「ラプンツェル」は果たしてどうなるのかわからないけど。

それをいうなら、おとぎ話だって書く人や聞き手の視点によってずいぶん変わるものだから、
シンデレラのお話を子どもに読ませない、ではなくて、読んであげる大人が現代的な解釈を加えるとか、
問題があると思うなら何がどう問題なのかを話し合ってみたりする方が有意義な気がするけどね。

それにしても…この記事を読んで思ったのは、
シンデレラ願望が不幸を呼ぶ、というのは日本ではあまり当てはまらないかなと。
国が違えば事情も違うのだろうけど、今の日本に限っていうなら、
おとぎ話のシンデレラを目指せる女性の方が強いんじゃないかと思えてならないので。

最近、自分より下の世代で、玉の輿結婚願望みたいな傾向が復活しているとか。
実際、若いうちからきれいにお化粧してる子が増えたし、結婚の早い子も増えた気がするし、
若い子の雑誌見ると“合コン必勝服”とか“殺し目”とか“勝ち組”とか、おっそろしく攻撃的なフレーズが並んでて、
いい男ってこうやって勝ち取られていくもんなのね…としみじみ感心することがしばしば(^^;

確かにこんな時代じゃ、高収入でいい男性は競争率が高くなるばっかりで、
かといって女性が独身で働き続けても、多くの場合、男性並みに稼ぐことは難しくて、
30過ぎれば“負け犬”呼ばわりされるし…。
ポカホンタスのように自分の道を選ぶより、シンデレラになれるならその方がきっと得なんだよね。
今の日本では、王子様を勝ち取ることが一種の処世術というか。

そう考えると、オリエンタルランドがやってる“ディズニー・プリンセス・アカデミー”なんていうのも、
時代錯誤だと思っていたけど、実はこんな時代だからこそぴったりな商売だなぁと。
幼い頃からプリンセス教育で、玉の輿を目指せ!と。

世知辛い話。。

おとぎ話のプリンセスより、自立したヒロインが活躍できるディズニー映画の世界によっぽど夢を感じてしまう自分は
負け犬予備軍ですかねやっぱり。

2005/04/16(土) 「バンビ スペシャルエディション」映像特典編
それでは、DVD映像特典についてざっと感想を。

<Disc 1>
「バンビが誕生するまで 完全再現 製作スタッフ会議」

今回のDVDの中で、間違いなく最高の特典。
製作関係者の多くが他界してしまった昔の作品の場合、音声解説をつけるとなると
現代の研究者や評論家による解説という形になりそうだが、
残されていた当時の会議録を読み上げて再現することによって、
あたかもウォルトや彼のクルーがリアルタイムで語ってくれているような音声解説が実現した。

しかも、音声のみならず、プロダクション過程のアートや当時の製作風景が、
本編の流れをさえぎることなく同時に見られるようになっている。
以前、「トレジャー・プラネット」の音声解説で、ヴィジュアル・コメンタリーという似たような試みがあったが、
あれはいちいち本編が中断されて資料映像がはさまれるというもので、正直かったるかった。
今回のやり方はとってもスマート。企画した人に拍手!!

<Disc 2>

「未公開シーン」

…なんでこれだけ独立してんのか不明。「製作の舞台裏」の中に含めるべき項目。
突然アンドレアス・デジャが出てきて解説始めても、誰このおじさん?!て思われそうだし(^^;

「ゲーム&アクティビティ」

一言、イラナイと言いたいところだが…
こういうのは、小さいお子様がいる家庭では需要があるものなんだろうか。
そもそも、子どもなら楽しめるというものなのか?わからないので何とも言えないや。

「製作の舞台裏」

メインとなる、“メイキング・オブ・バンビ”。
長すぎず短すぎず、程よく見応えのあるメイキング編だった。
音声解説で製作側の意図は語られているので、ここではもっと多様な視点から
「バンビ」の世界が見えてくるようになっている。
当時のクルーやボイスキャストだけでなく、研究者、学者まで、よくこれだけ揃えたという顔ぶれ。

現在のディズニー関係者では、ドン・ハーンやピクサーのジョン・ラセターから、
トップアニメーターのアンドレアス・デジャ、リック・スルーター(「リロ&スティッチ」アートディレクター)、
アーロン・ブレイズ(アニメーター、「ブラザー・ベア」監督)、
クリスティ・マルティーズ(「ホーム・オン・ザ・レンジ」バックグラウンド監修)といった
フィーチャーアニメーション(WDFA)で活躍してきた面々まで登場。
…しかし、WDFAの皆さんは今、何か仕事あるんでしょうか?心配…(^^;

メイキングの他には、デジャによるリサーチライブラリー案内、「バンビ」公開年の時代紹介、
当時の劇場予告編、アートギャラリー(1枚1枚クリックする必要がなく自動で展開されるのがうれしい)など、
いかにもスペシャルエディションらしい特典多数。
マルチプレーンカメラの紹介と、短編「風車小屋のシンフォニー」が収録されているのが心憎い。
特に、シリーシンフォニーDVDを入手しそびれた人にはうれしい特典じゃないかな。

しかし、どうしてもいただけないのは、“新しい物語の誕生”などといって
WDFA作品でもない、トゥーンスタジオ製の続編DVDの宣伝をしているところ。
宣伝するなとは言わないが、「製作の舞台裏」のカテゴリーに含めるという図々しさはどうかと思う。
“新旧のバンビを並べて違和感ない出来に”?ご、ご冗談を。
さわりだけでも、ストーリーもアートも思いっきりチープなのが見え見えじゃん。

アンドレアス・デジャが宣伝隊長として使われているのも痛々しい。引退した人じゃあるまいし。
まだまだ現役としてWDFAで活躍すべきトップアニメーターがこの扱いとは…。
結局、WDFAがCG作品オンリーになった今、デジャのようにCGを拒んだアニメーターに残された道は、
トゥーンスタジオでチープな続編に携わるか、ディズニーを去るかしかないということなんだね。辛い話だ。

余計な続編の宣伝が、せっかくのスペシャルエディションDVDにキズをつけているようでもったいない。
個人的には、これなら2枚組にせず、1枚で音声解説とメイキングだけ収められていた方が、
保存版として大切にしたい気になったかも。
まあ、気に入らない部分は再生しなきゃいいだけなんだけどね…(^^;

2005/04/14(木) 「バンビ スペシャルエディション」本編
先月発売された「バンビ スペシャルエディション」の感想を書きそびれていたので、いまさらながら。

まず、カバー絵に当然おののく(なぜにバンビというと私の天敵がつきものなんだろう?
しかも北米版のカバーより天敵比率大きくなってるしTT)が、気を取り直して本編。

デジタル修復された映像が、とにかくきれいだ。
昔観ていたビデオではほとんど感じられなかったマルチプレーンカメラの効果が迫りくる、オープニングに感激。
そして、キャラクターの愛らしさにあらためて心を奪われる。
バンビもとんすけもフラワーも、子リスや野ねずみやウズラも、みんな信じられないくらいかわいい。
赤ちゃんバンビが森の中を歩いていくシーンには目が釘づけ。
かわいくてかわいくて、もう、70分間この散歩だけで終わってもいいよ(笑)という感じ。

「バンビ」にしろ「ターザン」にしろ、主人公が突然大人になるのは都合上仕方ないのだが、
その途端に興味が失せてしまう自分は一種のピーターパン・シンドロームだろうか?
バンビもとんすけも、親父声になった瞬間にがっかり(^^;

大人になってからのストーリーは、正直あんまり好きじゃないし。
「バンビ」に描かれる家族や愛のかたちには、どうしても共感できない。
まあ、60年前の時代と、今の時代の価値観は違って当然だけど。
とりあえず当時は、父親が育児休暇とることなんて考えられなかったんだろうなぁ。

それにしても、60年以上も前に作られたことを思うと、この映像の力には驚嘆させられる。

「バンビ」のストーリー展開(特に前半)は、はっきり言ってどうってことないものだ。
雨が降り、季節が移り変わり、子どもが成長し…それは、私たちが日常で気にも留めないようなこと。
でも、動物たちの愛くるしい動きや情感豊かな自然描写によって、
目に、心に訴えかけられると、はっとさせられる。自然の不思議、命の不思議に。
それが、アニメーションの力というものだろう。

以前、誰かにディズニーアニメーションのリアリティの追究について話してみたら、
「じゃあ、実写でやればいいことじゃない」とあっさり言われてしまったことがあったけど、
実写ではなくわざわざアニメーションで表現する意義って、こういうことだと思う。
当たり前に見過ごしてしまうような動きを、1枚、1枚の絵の連続で再現することによって得られる驚き。
それこそ、animate=命を吹き込む、という芸術なのだ。
「バンビ」を観て、あらためてそのことを実感させられた。

ついでながら、最近の作品でアニメーションのこの側面が最大に発揮されていたのは、
「リロ&スティッチ」のフラのシークエンスじゃないかと思う。
感嘆のまなざしで捉えられ、人の手によって描き出された優雅な動きとハーモニーからは、
フラという文化に対する敬意を超えて、生命への驚き、喜びが感じられた。

残念だけれど、現在のオールCGのアニメーションには、こういった驚きが全く見出せない。
ディズニーが今後CGアニメーションを手がける上で、ひとつの課題となることだろう。

最後に…
「バンビ」のような名作クラシックスがこのように出てしまうと、
また「それにひきかえ、今のディズニーときたらよぉ…」という声が聞こえてきそうで、複雑な気分になる。
そう思うのも仕方がない気もするけれど、でも、ちょっと待って。と言わせてほしい。

「バンビ」の時代と、現在のディズニーアニメーションを取り巻く状況は、あまりにも違う。
今は、他社との競争の時代。エンターテイメントが過剰に溢れ、猛スピードで大量消費される時代に、
昔のようにじっくりと表現手段を練り、赤字覚悟で実験を試み…なんて悠長なことはとてもやっていられない。
アニメーターの腕やストーリーアーティストたちの創造性が、昔と比べて落ちたなんてことは決してないと思う。
変わったのはきっと、彼らがそれを存分に発揮することを難しくしている、環境の方なのだ。

それに、「バンビ」のような作品が今の時代にリリースされたとして、果たして受け入れられたかどうか。

さらに忘れちゃいけないのは、「バンビ」だって、公開された当初から絶賛されていたわけじゃないということ。
最初は時代が悪かったり斬新すぎたりで世の中に受け入れられず、赤字だった作品が、
時が経ってやっと評価され、名作と呼ばれるようになる。それがディズニークラシックスの歴史だ。
作品を送り出す側の信念がなかったら、セカンドチャンスが与えられなかったら、
「ピノキオ」も「バンビ」も「ファンタジア」も“失敗作”として葬り去られていたかもしれない。

そう思うと、「トレジャー・プラネット」や「ホーム・オン・ザ・レンジ」を最初の興行成績だけで
あっさり見限ってしまう今のディズニー経営陣にも、「バンビ」を思い出して、考え直してほしいところ…。

DVD映像特典の雑感は、また今度。

2005/04/12(火) Disney Magazineが消えた日
Jim Hill Mediaからのネタ拝借続きで恐縮だが、ちょっとショッキングがニュースが出てたので…。

Stop the presses! "Disney" Magazine is no more!
http://www.jimhillmedia.com/

日本のディズニーファンにもおなじみだった、“ディズニー・マガジン”が突然廃刊になってしまったそうだ。

…。(><)

泣くしかないってかんじ。

私個人は、マジックキングダムクラブ等で“ディズニー・マガジン”をもらっていたわけでもないし、
定期購読もしていなかったのでそんなに思い入れがあったというわけでもないけれど、
たとえば「リロ&スティッチ」や「トレジャー・プラネット」の特集号は、何度も読み返した思い出がある。

ディズニー直々の情報満載で、日本にいるファンにとってはページをめくっているだけで“本場”の雰囲気が味わえて、
中身の濃い興味深い記事が多くて、大人が読んで楽しめる貴重なマガジンだったのに…。

採算はとれていなかったらしいし、ネットの普及などで雑誌の廃刊なんて珍しくない今日び、
仕方のないことといえばそれまでかもしれないが…。
それにしても、雑誌ならではの良さというものもある。
情報の速さや量ではネットが抜群だけど、あのマガジンのようにじっくり読みたくなるような
練られた文章にはなかなかお目にかかれない。(稀に出会うと嬉しくなるけれど。)
この年のこの時期にはこんなことがあったのか、と後々思い出に浸ることもできない。
ウェブだけの世界になってしまったら、寂しいと思うけどなぁ…。

それに、今後「チキン・リトル」や「アメリカン・ドッグ」が公開される時の楽しみがひとつ、減ってしまった。

40年もの歴史のあったマガジンが廃刊になる時代に、ちょうど居合わせてしまったことが、不運というか、
そりゃないよ〜という気持ち。
凹む…。

2005/04/09(土) ディズニー流トイ・ストーリー
7日付Jim Hill Mediaでおもしろかったもうひとつの記事。

Eisner's Orphans
http://www.jimhillmedia.com/

“アイガーがディズニーCEOに就任したら真っ先に切りたがりそうなアイズナー時代の迷プロジェクト”という、
全体的にもなかなか興味深いお話だが、その中に噂の「トイ・ストーリー3」が出てきたのが興味を惹いた。

いやはや、このプロジェクトこんなに進んでいたとは知らなんだ。
2008年に劇場公開予定だった?ロイ・コンリ(「トレジャー・プラネット」プロデューサー)が雇われてた??
バズ・ライトイヤーがリコールになって台湾に戻される…!というストーリーで。
劇場公開?

・・・本気?

これはアイガーさん、早急に覆さないとヤバイことになるんでないかい(^^;

しかし、この記事で思い出したのだけれど、かくいう私も以前、
こんなトイストーリー3なら観てみたいかも、と思ったことがあった。
確か、Laughingplace.comの掲示板で見た話題がきっかけだった。


***以下、「トイ・ストーリー2」のネタバレ含む***

ジェシーの持ち主だったエミリー=アンディのママじゃない?という説を唱えている人がいたのだ。
読んだ時は、すごい発想だけどさすがにそれはないんじゃ、と思ったのだが、
もし本当にそうだったなら…と考えると、なかなかいい設定になる気がしてきて。

だって、昔捨てたオモチャに自分の子どもの部屋で再会したら…想像しただけで、切なくない?
(それに、いつの間にか子ども部屋に自分の知らないオモチャが増えてたら親としては心配するよね?
というのがトイストーリー2のラストで気にかかった点でもあったし^^;)

かつてのエミリーくらいの年になったモリー(アンディの妹)とジェシーとの間に芽生える友情、
そしてエミリーのジェシーとのほろ苦い思い出を、母娘の絆を軸に描いたら、
ちょっと泣けるしみじみした話ができそうな気がする。

もちろん、元のトイストーリー的雰囲気から思い切り逸脱してることは承知の上だけど。
どうせディズニーがやるんだったら、ピクサーのヘタな真似っこでしょぼい続編にするより、
ベタベタディズニー路線に切替えちゃう方が潔く割り切れそうだから。
そこまでするんなら、ディズニーが手がけた甲斐もあった!みたいな。
オリジナルの世界観のぶち壊し、ピクサーファンの怒りを買うには違いないけど(^^;

考えてみると、ピクサーの今までの作品はすべて男の子の世界、男性が主人公のお話だ。
カウボーイ人形とスペースレンジャーも虫もモンスターも魚もスーパーヒーローも車も、思いっきり男の子ウケのいい題材。
かつて、ジョン・ラセターが奥さんに「魅力的な女性キャラを出せないなら家に帰ってこなくていい!」と勧告されて
苦心の末に作ったキャラクターがジェシーだったという、どこまで本当かわからないけど笑えるエピソードもあったが、
彼女だって、設定としてはヒーローに救われる苦境の乙女という役どころで、お話の主体にはなれなかったわけで…

ハリウッドで、女性が主人公の映画は大ヒットに至らない、と言われていたことがあったが、
ピクサーの人気と、ディズニー(女性メインが多い)不人気の一因もこのへんにあったりして?
男の世界の話は女性も普通に観に行くけれど、逆の方はなかなか難しいようだ。
女性が主体の話となると、それだけで女性限定の匂いが漂っちゃう、そんなもんなのかな。

そういえばピクサーに限らず、CGアニメーションの大作で女性が主人公ってのはまだ聞いたことがない。
それを考えると、ディズニーフィーチャーアニメーションCG第一作目となる「チキン・リトル」の主人公が
いったん女の子という設定になったにもかかわらず最終的に男の子に決まったのも、うなずける。
(ちなみにこれもJim Hillの受け売りになるが、女の子だったチキン・リトルの声は
あのホリー“イラスティ”ハンターが当てていたとか!)
女の子のままでもよかった気がするけどね、あくまでディズニーらしさを追求するならば。

2005/04/07(木) ハワイでディズニー!?
7日付のJim Hill Mediaにおもしろい記事が2つ出ていた。

ひとつがこれ。
"Adventures by Disney" to offer one-of-a-kind trips to Hawaii & Yellowstone
http://www.jimhillmedia.com/

ディズニーから新しいパッケージツアーが誕生しそう、というお話。
ディズニーパークやクルーズのプランではなく、ディズニーとは無関係の地へのバケーションツアーに
ディズニータッチをプラス、というコンセプトらしい。

現在、キャストを対象にしたテストツアーが企画されているのが、
アメリカ西部の大自然を巡る"Quest for the West"ツアーと、ハワイ旅行の"Escape to Paradise"ツアー。

個人的にとっても気になるのはやはりハワイの方。
8日間でオアフ→ハワイ→カウアイに宿泊するというコースらしい。
ハワイ島では星空のビーチでディズニー映画を上映、なんていうニクイ企画もあるようだし、
なんといっても、カウアイ島!
最後のディナーにはディズニーの仲間が登場するサプライズも、なんて書いてあるじゃないですか!
カウアイでディズニーキャラといえば、きっと!っていうか絶対!あのオハナたちしかいないでしょう。
あああ…まさに夢のような企画!!
(これで実際現れるのがアロハシャツ着たネズミさんたちだけだったりしたら凹みまくり^^;)

あ、西部の方も、にぎやか農場仲間が出てくるとか、キャンプファイアにアラン・メンケンが登場などという
あり得ない事態になっているのだったら興味ありあり!…って絶対ないし(笑)

今年の夏の終わり頃には一般に開始される予定というこれらのツアー、
たぶん裕福なアメリカのファミリー向けという感じなんだろうけど(値段、高っ!)
好評だったら、そのうち日本のディズニーファン向けのツアーも出てくるかも?

どうせ高いお金出して海外に行くならディズニーパークにするよ、と思う方も多いかもしれないけど、
これが自分の思い描いているとおり、そこを舞台にしたディズニー映画とリンクした企画になっているのなら、
ぜひ参加してみたいものだと思う。

ディズニーパークで映画の世界を追体験できるのも素敵なことだけれど、
実際の作品の舞台を訪れて、そこで登場キャラクターに出会えたりしたら、ひとあじ違う感動を味わえそうじゃない?
去年の夏、カウアイ島に行った時、ここにしかない、この空気、この景色の中でリロたちに会えたなら…!
としみじみ考えたことを思い出す。

それに元々、ディズニー作品を観て、行ってみたい!と思った場所なら数知れず。
(なかにはその後、訪れることができて感激した場所もいくつか^^)

ノートルダム寺院の中を“God Help the Outcasts”を歌いながら歩いてみたい(←大迷惑)とか、
アメリカとイギリスの2つのポカホンタス像を拝みたいとか、
虫眼鏡片手にビッグベンやベーカー街を探検するロンドン・グレートマウスツアー!とか、
ペルーの古都クスコを訪れてどうせならラマになってみる(笑)とか、
そんな無理難題な願望を叶えてくれるディズニーマジックがあればいいのにな〜。


もうひとつの記事については、気が向いたら近々。

2005/04/06(水) 今後の展望。。
なんかバタバタしてる間に終わってしまったが、4月2日はチップ&デールの誕生日、だった。
今年はトップをちょっとしたお祝いモードにでもしようかと思ってたのに、思ってただけで終了…ごめんよリスたち(TT)

そしてその1日前、エイプリルフールは今年もお気に入りのサイト様たちがえらいことに(笑)
いやぁ、もはや恒例となったこの日、年々期待も高まる中で続けるだけでも大変だと思うのに、
毎年新しいネタで楽しませてくれるって、スゴイことですよね〜。頭が下がります…

自分がネットを見始めた頃からのサイトが、今でも活躍されてるのを見れるというのはうれしいもの(^^)

今はブログなんかで簡単に情報を発信できるようになって、それはそれで便利で良いことだけど、
やっぱり、ここまでネットが普及する以前から続いているサイトっていうのは改めてスゴイと思う。
オーナーさんのカラーも強くて、訪れる度に、その人のお宅にお邪魔しているような気持ちになれる。

例えていうなら、最近のブログサービスが建売住宅だとすると、
ネット初期の頃に作られたサイトは、自分で設計して木材を運んで建てた、まさに手作りのホーム。
HTMLエディタやいろんなツールを利用して作ったのがその中間、注文住宅ってとこかなぁ。

で、うちなんかは、できる限り既製品を利用した注文住宅の部類だと思うんだけど、
最近、作りがさすがに古いかなーという気がしてきたので、そろそろ一部建て直しをしようかと。

って、要するに簡単に言ってしまえば、今さらながらブログを採り入れてみようかなという、そんだけのこと(^^;

現在日記ツールを使っているこのDiary、ブログの方が機能するような気がするので移行するつもり。
正直、トラックバックとかはどうでもよくって、カテゴリー分類で見やすくなるのがいいな、という程度なんだけど。

それに、ブログだったらコメントもつけてもらえるので、BBSは不要になりそう。
ただ、話題に関係なく気が向いた時にふらっと挨拶できるようなBBSの存在が個人的に好きなことは好きなので、
ゲストブックとして残してもいいかな?という気持ちもあるけど…
ここじゃ大して需要もなさそうだからな〜(^^;

いずれにしても、今のBBS、OTDは好きだったんだけどライブドアに移行してからは
どうしようかと思っていたので(←ライブドア嫌い)、何か置くにしても他のサービスを探す予定。

わざわざ予告するほど大した変化でもないけど、来月の1周年あたりには、そんな形で始められるかなぁと。

まあ、すべてはまだ頭の中でぼんやり考えているだけなので、
有言不実行の私のこと、もし実現していなかったらそん時はそん時ってことで(^^;;


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.