|
2005/03/08(火)
「リロ&スティッチ」日本上陸日
|
|
|
今日、3月8日は「リロ&スティッチ」の日本公開日。
近頃“くまプー街道”爆走中の青コアラ(ウサギ姿、ハチ姿、変色…そろそろ寿司ネタ背負うか?笑 …つーかそんなことする前にブラ頭とキュッポン頭のぬいぐるみ希望。)も、 今やすっかりクリストファー・ロビン化(影薄すぎ^^;)したリロちゃんも、 最初から“くまプー”ならぬ“らまプラ”街道(「ラマ」&「トレジャープラネット」=グッズがない^^;) まっしぐらのナニやデイヴィッドやバブルスさんその他の面々も、とにかくみんな、 この国に上陸して丸2年になるのですねぇ。しみじみ。
これを機に、公開当時から解けない映画の疑問をひとつ、思い切って。
***以下、映画「リロ&スティッチ」のネタバレ***
(まだ観たことのない方は読まないでください!)
今まで人に尋ねるのもなんとなくはばかられたのだが、えーと…
リロとナニって、血のつながった姉妹なの?
何を今さら?!と驚かれる質問かもしれず、恥ずかしいんだけど、 なんで疑問に思ったかというと、 まあひとつは、年がずいぶん離れた姉妹だなぁ、というのと。
あと、ちょっと気になるセリフがあったので。 スティッチを保護センターに返しに行こうとするナニに向かって、 リロが<オハナ>という言葉を初めて持ち出すシーン。
「この子は孤児だからあたしたちが引き取ったんでしょ!?<オハナ>じゃないの?」 みたいなことを言うリロに、ナニが「この子、そんなに長くここにいたわけじゃないじゃない」 って反論するんだけど、それに対してリロが「あたしだってそうだよ!」(Neither have I!)って言うの。 その後、例のパパが言ってたオハナうんちゃらのくだりになるわけなんだけど、 この“Neither have I”の一言がどうしても引っかかって。
最初は、リロはまだ5歳だから生まれてから5年しかこの家にいない、ていう意味だと思ってたんだけど、 ある時ふと、これはリロもスティッチと同じように元々は家族のいない子で ペレカイ家に引き取られてきたんだと解釈した方が自然なのかなぁ、と。考えたら、そんな気がしてきたのだ。
そうすると、リロとスティッチの似た者同士感がいっそう強まるし、 ナニがリロをもう引き離させまいと必死にがんばっていることや、 ペレカイ家のパパがリロに<オハナ>の心を語って聞かせていたことが、 より切実で胸に迫ってくるように思えるんだよね。 つまるところ、血のつながりを超えた<オハナ>を描いたストーリーなわけだし…。
ああでも、リロとナニって見た目も行動も似てるから、やっぱり違うかなぁ。 どっちかというとナニの方がペレカイ家のお母さんにそっくりだけど。
うーん…私が考えすぎなのか、はたまた、言うまでもないことをわかってないだけなのか。 全く判断がつかず、悩んでしまう。
クリス&ディーン監督やストーリー作りに携わった人が、どこかではっきり語ってくれてないかな。 何かご存知の方おりましたら、ぜひぜひ教えてくださいましm(_ _)m
そういえば。 Naniはハワイ語で“美しい”という意味の名前だけど、 Liloはどういう意味かな?と思ってハワイ語ポケット辞書で調べてみたことがあったっけ。 ハワイ語は全然知らないので、どういうふうに使う言葉なのかはさっぱりわからなかったけど、 “become”のようなニュアンスを含んだいろんな意味が派生する、基本的な単語みたいだった。
どんな意図でリロという名前が選ばれたのかは知らないけれど(そもそもハワイ語のliloと関係あるのかすら不明だけど) その辞書に載っていた意味のひとつとして“be lost”という訳があったのには、はっとさせられた。
“I'm lost!”と叫んでいたのは、スティッチだけじゃなくリロもだったのかなぁ、なんて。 またもやしみじみ…
「リロ&スティッチ」は深い映画だ。どこまでも奥が深くて、今でも驚かされる。
|
|
|