ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2004年7月
前の月 次の月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新の絵日記ダイジェスト
2005/05/12 終了のお知らせ
2005/05/07 Happiest Homecoming On Earth!
2005/05/01 ミニアンケート
2005/04/29 「ジャングル・ジョージ」
2005/04/24 WDCCをめぐる悩み

直接移動: 20055 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 月 

2004/07/24(土) キュートで、でかすぎ
バケーションの浮かれ気分を引きずったせいか、会社に戻って早速ストレスが溜まったせいか、
単に暑さで頭がやられてしまったのか…

あれほど買わないって言い張ってたスティッチのビッグフィギュアリンが、なぜか家に来たんですけど(^^;

ひとり暮らしの6畳ワンルームに、あってはいけないものNo.1=ビッグフィギュア。
大きさは覚悟していたものの、これほど重いとは思わなかった。
なんか私の体重と大して変わらないような…?さすがにそれは言いすぎか。
でも存在感は、人間の子ども一人分くらいありそう。
おかげで、収納用の棚を入れようと思っていた貴重なスペースがブルーコアラに占領された。

こちらの苦労をよそに、ご本人は、自分のでかさも重さもおかまいなし、到着してとってもうれしそう。
なんか、目線がうちの黄色い冷蔵庫を狙ってるような気がしてならないんだけど。(夜中に荒らされそう…?)
憎めないヤツ。

それにしても、最近スティッチの単独品を増やしちゃったな〜。
自分のこだわりとしては、リロとスティッチを常に一緒に並べたいと思っているので、スティッチだけ増えるのは困るのに。
複雑な心境。
もしもリロのビッグフィギュアリンができたら、実物大のふたりみたいでかわいいだろうけど、
家ではもはや並べること不可能だろうしな。

いや、リロならまだしも、実物大のナニ、実物大のジャンバ、実物大のガントゥなんかができちゃったら…

どんなに広い家でも、ガントゥ(身長7m)実物大は置けるわけないか(笑)


コーラ飲みてぇ〜 ↓

2004/07/17(土) 機内で映画
ホノルルから成田に戻る飛行機内。眠りたいのになぜか全然眠れず、映画をたて続けに観てしまった。

学生の頃はわりと映画好きで、ビデオ含めれば少なくとも月に数本は観ていたのだが、
暇な時間がなくなったのと、現在はTVもない生活のせいで(^^;ほとんど観る機会がなくなってしまった。
考えてみたら、ここしばらく、ディズニー以外の映画って観てなかったな。
久々で、新鮮。これを機に、いろいろ観ることにしよう、と思った。

そんなわけで感想を。

◆女はみんな生きている
2002年のフランス映画。(日本公開は確か昨年。)
平凡な中年夫婦がドライブ中に、男たちに暴行を受けている若い娼婦に出くわす。
夫は、助けを求める彼女を無視して車を走らせるが、彼女の安否が気になった妻は、
運び込まれた病院を突き止め、献身的に介護する。
やがて彼女たちは、手を取り合い、売春組織やダメ夫たちへの反撃を開始する…。

邦題にひいたが(原題は“Chaos”)、おもしろかった。
映画の構成としては、なんかしっくりこない部分もあったし、展開もけっこう都合がいいように思えたけど、
そんなことはどうでもいいくらい、ぐいぐいと引きずり込まれてしまう。パワーのある映画。

ラシダ・ブラクニ演じる若い娼婦がすごい。
16歳で人生のどん底に突き落とされ、凄まじい生活を強いられながらも、賢く、したたかに這い上がろうとする。
どんなに痛めつけられても、諦めない。自分を搾取し続けた男たちから、自分の人生を取り返すまでは。
決してハリウッド的なスーパーウーマンではなく、ガクガク震えながら復讐しようとするところが、またすごい。
(そういえばこの映画、ハリウッドでリメイクされるとか…つまんなくなりそうだ^^;)

対するカトリーヌ・フロの、飄々とした中年女性っぷりも楽しい。
それから、彼女の姑にあたる、孤独な田舎のおばあちゃんもよかった。ラストのなんともいえない表情が、忘れられない。

そんな女性陣に比べて、男性は、どいつもこいつも、どうしようもないやつばかり。
しかも、ろくでなさがやたらにリアル。最終的には、それぞれに相応しいだけの罰を受けることになる。
女たちが、最後に笑う。

うん、こういうのを観ると、強く生きていけそうな気がしてくるよ。
元気になれる映画はいいね。

しかしこれ、男性が観たらどう思うんだろう。感想が聞いてみたいかも。
そういえば、日本公開時にあのすみまろ先生がAERAに紹介記事を載せてたけど、なんて書いてたか覚えてないや(^^;

◆チャーリーズ・エンジェル
実家にいる頃、TVやビデオで何度も観たような気がしていたが、最初から最後まで通しで観たのは実は初めてだった。

全編緊張感なし、ゆるゆるのギャグ。いい年の姉さんたちが、妙にダサいノリできゃあきゃあ騒いでる。
こういうところでぼけーっと観るには、最高の映画かも。

ルーシー・リュ−が、意外にかわいい。
キャメロン・ディアスの顔のしわは、この頃からすでにやばかったのか…。
ドリューは、こんな役どころしか見たことない気がするけど、一番楽しそう。

偶然にも、元気に闘う女たちの映画を続けて観てしまった。
男がみんなアホなのも共通だけど、でもまあこっちは女もアホだな(笑)

◆ピーターパン
昨年公開された、ユニバーサルの実写映画。
後半数十分、見逃してしまったのだが、
どうでもいいとしか思えなかったので今後も観ることはないだろう(^^;

この映画、日本公開時に「実はこんなお話があった(のに、みんなディズニーしか知らないでしょ)」
みたいな宣伝をしていたのでバリの原作に忠実なのかと思って多少興味を持っていたのだが、実際は
はぁぁ?どこが???だった。

無理やり“初恋もの”に仕立ててあるところが気持ち悪い。
しかも、キャラクターや舞台のデザイン、いくつかのシーンは、原作じゃなくてもろディズニー。

個人的には、ティンクに納得いかなすぎた時点でもうダメ。
デザインは思いっきりディズニー意識してるのに、妙に老け顔。はっきり言うと、ぶちゃいく(^^;
しかも、鈴のような音で話す(これは原作からある設定)はずのティンクが、
猿か虫みたいな声でキーキーギーギー言ってんの。もう、何かの嫌がらせかと。

おまけに、ウェンディが完全に主役に据えられてるせいで、ティンクの存在がかすむかすむ(笑)
ウェンディ=母性という設定は曖昧に残したまま、彼女を微妙に現代化して勇敢にしてみせたりするから、
物語のミソであるティンクvsウェンディの図式が全く意味を成さなくなってしまった。

ここからは私の持論になるが、このふたりの対立は、当時のイギリス社会の女性像に重ねてみるとおもしろいのだ。
世紀末から20世紀初頭にかけて、イギリスでは“新しい女”と呼ばれる自立した女性たちが現れ、
選挙権を求め、社会に出ていった。
一方で、こうした女性の登場に危機感を覚えた保守的な男性たちは、
女性は“家庭の天使”であるべきだと論じ、母性を賞賛した。

台所でお鍋を磨くはずの妖精なのに、「お前は女だからついて来るな」と言われながらも
ピーターたちの冒険についていったティンクは、新しい女だった。
家庭に入ったウェンディが、娘ジェーンを生み、次なる“お母さん役”をピーターに提供する対し、
ティンクはひとり死んでいつの間にか忘れられてしまう。
だからこそ、私はティンクを忘れないと誓ったのに。だからティンクが好きだったのに…。

ディズニーの「ピーターパン」もそんなに好きな方ではなかったけど、これを観たら見直したくなってきたぞ。

2004/07/16(金) Aloha! Kauai
カウアイ島日帰り観光ツアーに参加した日。

このツアーの詳細は、リロ&スティッチサイト(http://www5f.biglobe.ne.jp/~dst/lilo/)でそのうちレポートする予定なので、
ここではダイジェスト版を。

早朝にホノルルを発ち、ハワイアン航空の小さな飛行機でカウアイ島リフエに到着した。
島の第一印象は…

何もない。
自然しかない。
鶏しかいない(笑)

スティッチがぶっ倒れてひくひくしちゃうのももっともだ、と思った。
本当に、高い建物ひとつない島なのだ。
ちなみに、鶏しかいない、というのは、数年前のハリケーンの影響で、壊れた鶏小屋から逃げた鶏たちが野生化したため、
どこでも野生の鶏がうろうろうろうろしている、という状況のこと。
626が不時着したのが昼間だったら、最初に出会った生き物はカエルじゃなくて鶏だったに違いない(笑)

「リロ&スティッチ」のクルーが取材旅行をした際、カウアイ島に到着した途端、
オアフよりもさらに青い海、青い空に圧倒されたという話があったが、正直、初めはこの話がぴんとこなかった。
でもそれは、たまたま到着した時に空が曇っていたためだったと後から分かった。
昼に近づき、陽が射し始めると、急に鮮やかな風景に圧倒されてしまった。

カウアイ島、確かに、水彩でバックグラウンドを描きたくなる所だ。
自分にも絵心があったなら、きっと透明な色を重ねて水彩画を描きたくなっていたはずだと思う。

ツアーは、シダの洞窟、ワイメア峡谷、ポイプの潮噴き穴など、カウアイ島の代表的な観光スポットをバスでめぐる。

シダの洞窟は、正直、期待していたほどではなく、こんなもん…?という感じ。
でも、ワイルア川を船で行く景色は楽しかった。

ワイメアは、びっくりするような場所。ハワイでこんな景色に出会うとは、とても思っていなかった。
こんな所なら、地球外生物が現れたりしても不思議じゃない。

観光スポットはもちろん見応えがあったのだが、個人的に、何より感慨深かったのは、バスの窓から見た何気ない景色だった。
リロたちの住む町のモデルになった、ハナペペのスモールタウン。
今にもリロが駆けてきそうな小道や、ナニが働いていそうなローカルなお店、
きっとペレカイ家のモデルになったに違いない!と思えるような風貌の川沿いの家などが見える。

今まで、自分の心の中だけにあったリロたちの世界が、現実に広がり、しっかりと根づいた。
この実感が、カウアイ島で見つけた一番の宝物かもしれない。

来る前は、せっかくのワイキキから1日丸々遠ざかってしまうのは失敗だったかな?と思ったりもしたのだが、
カウアイ島に来れて本当によかった。

できることなら、次はここに滞在してみたいな。
今回の1日ツアーでは北部の方には行けなかったため、映画のもうひとつの舞台、
ハナレイのビーチやキラウエア灯台を見ることができなかったし。
できれば、ハナペペやハナレイの町を自分の足で歩いてみたいし。

貧乏性なのか、旅行に来るといつも、もう二度と来れないかもしれないから、と思ってしまうのだが、
ハワイに限っては、それよりも、次、また来ることを考えてしまう。
まさに、何度も行きたくなる不思議。

Mahalo, Kauai.
Mahalo, Waikiki.
Mahalo, Hawaii.


ワイルア川、ワイメア峡谷の眺め、ハナペペの看板

2004/07/15(木) Aloha! Waikiki 2
◆お買い物編
今回の旅のメインになるだろうと思われていたショッピング。
意外なことに、自分のものはあまり買わないで終わった。
ブランドものはコーチの小さいバッグのみ。衣類も化粧品も一切購入せず。珍しく節約!
とはいえ、滞在費が予想外にかかったから、トータルではまったく意味ないんだけど(^^;

頼まれ物や人へのおみやげ探しが思った以上に大変で、翻弄されてしまった。
結局、買ったものは少ないのに買い物に費やした時間が恐ろしく…まあ私の旅行っていつもこんなんだけど。

ワイキキ周辺にはショッピングスポットがたくさんあるが、今回じっくり行けたのは定番のアラモアナとDFSのみ。

・アラモアナショッピングセンター
ここでの買い物は時間がかかるかと思っていたが、あっさり終了。
セール時期じゃないし、買いたいものも特になかった。

むしろ楽しみにしていたのは、ブランド品よりアメリカらしい雑貨などだったのだが、こちらも特に見つからず。
4年前ここに来た時は、楽しいおもちゃ屋さんがあって、シャン隊長のフィギュアが大安売りだったりしたんだけどねぇ(笑)
スーパーや本屋さんなども覗いてみたが、めぼしいものなし。
キャラクター雑貨で見かけるのはスパイダーマンやスポンジボブ(…嫌い)、
ディズニー系ではせいぜいニモやプリンセスものくらいだった。
2年前だったら、絶対リロ関連がいっぱいあったに違いないのに。

というわけで最後の砦、ディズニーストアへ。
しかしこの砦も、今にも崩れそうな状態だった(TT)

アメリカのディズニーストアが、ギャラリー系縮小、子ども服中心になっていってる傾向は知っていたので、
あまり期待はしていなかったのだが、アラモアナのストアといえばギャラリーの充実ぶりで有名だったのに
本当にすっかりなくなってしまうとは…

なんかここはもう、ディズニーストアというよりABCキッズストアだ。
リジーだのキムだの、名前も知らないヒーローものキャラだの、そんなんばっか。
かろうじてスティッチだけは新作がいくつか出ていたが、これも、映画「リロ&スティッチ」のグッズとしてではなく、
TVシリーズ絡みという感じの扱い。

こんなところからも、ディズニーが長編アニメーションから撤退しようとしているのがひしひし伝わってきて、
なんだかねぇ…な気分だった。

・DFSギャラリア
うってかわって、4年前よりめちゃくちゃ充実したのがDFS。
改装したのは知っていたけど、こんなに広かったっけ!?と自分の記憶を疑ってしまった。
それもそのはず。リニューアル時にフロア面積が60パーセントも拡張されたのだそうだ。

それでもって、中がまたわかり難い構造になっている。
目当ての売り場を探すのにどれだけうろうろしたことか…。
慣れないうちは出口すら分からなくなって、マジで店内でパニックに陥ったくらい(^^;
正直、ワイキキビーチの何倍もの時間をここで過ごした気がする。

室内テーマパーク風のつくりになっていて、古きよきハワイをテーマに、豪華客船に見立てられた免税品売り場と、
古い街並みを再現したおみやげ売り場に分かれている。
当時の人々までマネキンで再現されているので、やや怖い&邪魔(^^;

品揃えは、免税品の方は以前と大して変わりなかったが、おみやげ品の充実ぶりがすごい!
昔はDFSにも寂れたディズニーストアがあったりして、それはそれで楽しかったんだけどね。(ビーン3ドル均一とかやってた。)
そういう意味では、キャラクター商品はめっきり減ってしまったけど、
ハワイのものにちょっとでも興味があるならうれしくなるようなおみやげものがいっぱいだった。

*結局今回買ったもの*
ディズニーストア…スティッチTシャツ、Back to Schoolのプラッシュ、プラッシュキーチェーン、缶入りキャンディ
その他…Na LeoのCD2枚、スターバックスハワイ限定CD、マグ、ココナッツソープ、チキのお守り
ハワイアンキルトのタペストリー、なべつかみ、コナコーヒー、カウアイコーヒー、紅茶、フラガールハニー、ハワイアンソルト

2004/07/14(水) Aloha! Waikiki 1
ワイキキの思い出を、少しずつ。

◆ビーチ編
せっかくのワイキキ滞在なのに、ビーチに行く時間はあまりなかった。
結局、行けたのは2日間のみで、しかも滞在時間は各1時間ほど。短っ!

やっぱり、ビーチでのんびりできるには、もっと長く滞在しないとな〜。
砂浜でゆっくり本を読んでいる人なんか見ると、羨ましかった。

とはいえ、短時間でも、ビーチにいるだけでバケーション気分は味わえてよかった。
寝転がって空を見てるだけで、気持ちが開放されるみたい。
考えてみれば、さえぎるもののない空って、日常じゃ絶対見られないもんね。
高いところでヤシの木が揺れてるのを見ながら、思わず“Chip'n'Dale's Vacation”を口ずさんでしまった。
(リスの気分なんかい!^^;)

そうそう、ビーチといえば、お約束のデューク・カハナモク像。
リロたちみたいにばっちり記念写真を撮ってきた(^^)

◆食事編
ハワイって、アメリカ本土より口に合うものが多くていいなーと今回も実感した。
考えてみれば、千房だのFRIDAY'Sだの日本にもある店にばかり行ったせいかもしれないが(^^;
そういえばFRIDAY'Sのウェイターのお兄ちゃん、アレックス・クパーシュミットとクラーク・スペンサーを
足して2で割ったような爽やか系だったなぁ。(って誰に理解してもらえるのか…?)

今回初めて、びっくりするような巨大ロブスターにも挑戦してしまった。
もはやエビというよりカニみたいな…というか某セバスチャンみたいな…(笑)
かなり贅沢だったけど、いい思い出になった。

おいしいカクテルが飲めるのも甘いお酒大好き人間にはうれしい。
チチ、マイタイ、ラヴァ・フロウ…トロピカル系がやっぱり最高。
しかも、グラスがどれもでかい!日本だったら何杯もおかわりしたくなるカクテル、ハワイでは1杯で済む(笑)

飲み物といえば、ハワイでポピュラーなジャンバ・ジュース。
名前に惹かれて飲んでみたいと思っていたのだが、あのジャンバとは違う(JumbaじゃなくてJamba)ということを
事前に知って関心が薄れてしまい、結局わざわざ飲みにはいかなかった。
そのかわり、似たようなスムージーでブラックタピオカの入ったやつをアラモアナで発見。
なかなかおいしかった。そしてこれもでかかった!

気がつくとハワイ料理らしいものは、ほとんど食べなかったなぁ。
ポキとかロミロミサーモンとか、好きなんだけど。ハワイアンソルトを買ってきたので、家で作ってみよう。
有名なアラン・ウォンの店にも行きたかったんだけど、実現せず。
今度イクスピアリで行くしかない??


ハワイの州花、黄色いハイビスカスと、リロとナニも髪に飾っていたプルメリアの花

2004/07/13(火) Aloha! Hawaii
7/13〜18まで、バケーションをとってハワイで過ごす。

ハワイに行くのは4年ぶり。もちろん、「リロ&スティッチ」に出会ってからは初めて!
それを考えただけでも、うれしくてたまらなかった。

ただ、出発前は仕事疲れやいろいろなごたごたのせいで、楽しみにしたりゆっくり準備したりする余裕はなかった。
その流れで、旅行中も実感のないまま、なんとなくあっという間に過ぎてしまった気がする。

それでも、帰ってきてみると、ハワイに行けて本当によかったとしみじみ思う。
アロハの風に吹かれて、気持ちが少し潤って、少し元気をもらえたような(^^)


ハワイに行くことになった時、どうせならカウアイ島に泊まりたいという考えはちらついたのだが、
ツアーで探すと値段が張るコースばかり。
そんなお金はないので、今回はおとなしくワイキキお買い物ツアーに落ち着いた。(…だからお金ないのでは^^;??)

ところが、オアフに着いてから、現地のオプショナルツアーで
カウアイ島に行く日帰りコースを紹介され、
思いがけずも、見事カウアイ島まで足をのばすことに。
おかげで慌しい感じにはなってしまったけど、かけがえのない思い出ができた(^^)


 今回の日程
13日 到着
14日 午前 ビーチ 午後 スパ&アラモアナでショッピング
15日 午前 ビーチ 午後 DFSでショッピング
16日 カウアイ島 
17−18日 帰国

2004/07/10(土) Brother Bear: A Transformation Tale
PCがないために空いた時間を利用して、買ってから今まで開いていなかった本を読むことにした。

タイトルの通り、「ブラザーベア」のメイキング本。筆者はH. Clark Wakabayashi。
Jim Hill Mediaで絶賛されていた本なのだが、なるほど、読み応えのある一冊だった。

内容は、「ブラザーベア」という作品が最終的に出来上がるまでの紆余曲折。
同じWakabayashiの手によるメイキング本なら「リロ&スティッチ」の方がアプローチがおもしろかったと思うが、
この映画の場合は、製作過程でのTransformationをストレートに説明することが
作品に迫る最良の手段だったのかもしれない。

クマキャストの「リア王」になるはずの作品が、父子の絆を描く物語へと変化し、最後には青年と子グマの物語に落ち着く。
その過程は、確かにとても興味深かった。
(ストーリーに行き詰った時、子役キャラ頼みでコーダが生まれたというあたりは、
グレートマウスにおけるオリビアちゃん誕生過程とよく似ていて笑えた。)

が、個人的に、この本を読んで最もはっきりわかったのは、
少し皮肉なことだけれど、私がこの映画を大好きにはなれない理由だった。

「ブラザーベア」のストーリーは、とても好きだ。
それに、フロリダスタジオ最後の作品という意味でも、この作品を大好きになりたかった。
でも、現実には、それほどはまることができなかった。
(日本じゃ意外と評判良かったのも、知ってるけどm(_ _)m)

その原因は、この映画が“はじめにストーリーありき”じゃなかったせいだったのだ。
監督たちが最初にやりたかったのは、「リアルなクマを描きたい」「大自然を描きたい」、どうやらそれだけだったらしい(笑)
それだけで始まった映画だったなんて…!

もちろん、その動機が間違っているとかいうことではないけど。
ただ、常にストーリー重視(偏重)の傾向のある私とは、価値観の違う作品だったということだ。

その点、「リロ&スティッチ」の監督コンビがストーリー部門出身で、自分たちでストーリーボードを手がけられたのと対照的に、
「ブラザーベア」の監督はひとりはアニメーター、ひとりはレイアウト出身というのも、うなずけた。

ストーリー作りの知識を持たない監督たちが、自分たちの描くクマに相応しい物語を作り上げるため、苦労に苦労を重ねる。
あの、よくできたストーリーは、そんな努力の結晶だったわけだ。
だからこそ、物語はいいのに、それだけでいっぱいいっぱい、
映画全体としての力がちょっと…という印象を受けてしまったような気がする。

例えば、キャラクターの個性がどうも型通りに思えて親近感がわかなかったのも、
主人公キナイの性格づけができたのがストーリー作りの最終段階になってからだったと聞いたら、
そりゃあ仕方ないよな、という感じ。

逆にいえば、そんな難航プロジェクトが最後まで許されて、立派な作品になって世に送り出されたことは、
今となっては奇跡みたいに思えるけどね。
利益に直結させようとして簡単に見切っていては、良い作品の可能性だって生まれない。
ディズニーは、そのことをよく理解している会社だったのだ。この時点までは。

ともあれ、「ブラザーベア」日本版DVDもいよいよ来月発売。
その頃には、また観直して、ちゃんとしたレビューを書く予定。

2004/07/05(月) PC水没。。。
たいてい、取り返しのつかないことって一瞬で起こるものだ。

会社からヘロヘロになって帰宅して、
あーづがれだ〜とか思いながらノートPCをたちあげて、
麦茶飲みながらネットを見始めて…
次の瞬間、麦茶の入っていたグラスが倒れてキーボードがびしょ濡れになっていた。

最初は事の大変さに気づかず、あーあやった、くらいの心境でタオルで拭き始める。
しかし、これってもしや恐ろしくやばいことなんじゃないかという疑問が徐々に…

恐る恐る、電源を切って、もう一度たちあげてみる。

電源、入らず。

…(TT)

次の日、修理センターに電話して、PCは緊急入院することになったのでした。

自分の過失だから、保障期間内でも有料修理。
ざっと見積もってもらったところ、最悪の場合約10万円とのこと。
麦茶一杯で、じゅ、10万円!!!

結果的には、それよりは少ない65,000円で済んだのだが、
やはりイタイ出費であることには変わらず…。
中のデータが無事だったことが、せめてもの救いだけど。

常にネットがついているという生活に慣れていたものだから、PC入院中は、妙に心細い毎日だった。
しかも、旅行前だというのに情報収集もできないし。
PCがないってほんとに不便。

と思っていたら、数日後、水道の蛇口が折れて、
世の中にはPCより大事なものがあると実感させられたのだった(^^;

なんかこの時期は本当にやばやばでしたわ。

2004/07/02(金) GMD18周年
相変わらず会社は忙しくてヘロヘロだけど、
本日、抱えていた仕事をいくつか片付けたので来週はマシになる…予定。

まったく、毎年忙しいこの時期、公開記念日なんだよねー
…グレートマウス(=The Great Mouse Detective=GMD=オリビアちゃんの大冒険)。
というわけで、今年も懲りずにファンサイトにヘンなネタをアップ。

私以外誰も楽しみにしていないことは重々承知ながら(^^;
自分の中では恒例行事になりつつある、7月2日。

今年は、前々から誘惑に駆られていたあれをやっちまいました。
Wingapo!さんでおなじみの「映画の謎」“もどき”です…
(Hラさんごめんなさいm(_ _)m)

この映画、細かいミスというか、あれいいの?みたいな部分が多いのは以前から気になっていたんだけど、
その気になって探すと出るわ出るわ。
とりあえず、あまりに些細な部分(物のスケールとか、背景画の不一致とか)は
もう面倒くさくなって(おい)指摘しなかったんだけど、
それにしてもねぇ。

この時代は、細かい部分にまで気を回す余裕がまだなかったのかな。
ちょうどこの作品からアニメーターの数が急増したので、
すべてを一致させる、という配慮の必要性が気づかれてなかったのかも。
後でDVDになって細かく観られることなんて想定してなかっただろうしね。

正直、私の場合ビデオで観ている分には気づきもしなかったことばかりだし、
いちいちビデオ止めてー、チェックしてー、なんて
面倒すぎてネタにできなかったはずだ(^^;

もちろん、ミスだけじゃなく、DVDのコマ送りで観てみたりすると
一枚一枚の絵が連続して動きを生み出すことが実感できて、感慨深かったりも。
こういう味わいは、手描きのアニメーションでしかあり得ないことだよね。

しかもそれを描いているアニメーター陣の豪華さといったら!
グレートマウス、ちょうどディズニーの新旧スタッフ交代の時期に製作されたので、
現代のトップアニメーターの多くが参加しているという貴重な作品なのだ。

アニメーション指導にあたったのは、ウォルトの時代のナイン・オールド・メンのひとりエリック・ラーソン。

そして、監修アニメーターは、
ヘンデル・ブトイ(代表作は「ファンタジア2000」)、ロブ・ミンコフ(ロジャーラビット短編シリーズ)、
あのグレン・キーン(サイクス、マラフーテ、アリエル、ポカホンタス、ターザン、シルバー…)
あのマーク・ヘン(ベル、ジャスミン、シンバ、ムーラン、フラダンサー…)
これだけでも、息が止まるほど豪華なメンバーだ。

さらにさらに、参加アニメーターの中には、
アンドレアス・デジャ(ロジャーラビット、ミッキーマウス、トリトン、ガストン、ジャファー、スカー、ヘラクレス、リロ…)
カーク・ワイズ(「美女と野獣」「ノートルダム」「アトランティス」監督)
ルーベン・アキノ(アースラ、モーリス、シンバ(成長後)、パウアタン、シャン隊長、デイヴィッド、プリークリー、デナヒ…)
マイク・ガブリエル(「ビアンカの大冒険〜ゴールデンイーグルを救え」、「ポカホンタス」監督)
といった現代ディズニーを代表する面々が。

それから意外なところでは、エフェクトアニメーターに
「ラマになった王様」の監督マーク・ディンダル!
現代バックグラウンドアーティストのトップといえるリサ・キーンも背景画に参加。

ジョン・マスカー&ロン・クレメンツの超有名監督コンビがこの作品で誕生したのは言うまでもなく。

なんだかもう、後にも先にも絶対にあり得ないすごい製作陣です。
今となっては、これだけで歴史的にもかなり価値のある作品じゃないかと…
作品のおもしろさは、もちろんのこと!

このところ気持ちがハワイ方面にばかり向かっていた私も、
久々に観返して、ベーカー街に心がひき寄せられましたわ。

The Great Mouse Detective、まだ観たことのない方がいたら、
ファンサイトの方は全然見なくていいけど(笑)作品はぜひぜひご覧あれ!とオススメしたい。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.