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2004/11/19(金) 「ポップアップミッキー すてきなクリスマス」
原題は“Mickey's Twice Upon a Christmas”。
邦題だと関連性が失われてしまっているが、99年にリリースされた
“Mickey's Once Upon a Christmas”(「ミッキーのクリスマスの贈りもの」)のコンセプトを引き継いだDVD作品だ。

前作と大きく異なるのは、映像がフルCGの3Dアニメーションになったこと。

ディズニーとしては、ピクサーの力なしでこれだけの映像が作れるということを
世間に知らしめるためにも、この作品に力を入れていたに違いない。

そういう意味では、CG作品にこれを選んだという選択は正しかったと思う。
クリスマスという舞台設定はそれだけで華やかで見栄えがするし、
雪や氷の表現の出来を見せびらかすこともできる。
3Dになったキャラクターたちも、クリスマスのおもちゃの世界の一部のような感覚で受け入れられやすそう。
(アニメーションのファンよりは、ディズニーのグッズが好きな人や
パークにいるミッキーたちのファンが喜びそうな感じかもしれない。)

ミッキー&ミニーはアンドレアス・デジャの指導を受けただけあって
かなりよく描けているし、アヒル族なんてほぼ完璧で違和感なし。

個人的には、ポップアップ絵本を開いて各エピソードが始まるという趣向が気に入った。
こういうの、シンプルで楽しくてわくわくする。…ただ、そこにナレーションはあえて要らないような気もするが。

ストーリーはどれも前作同様このうえなく単純で、モラリスティック。
でも、前回やや鼻についた“あざとさ”や“クサさ”はあまり感じられず、
キディでキュートにまとまっているところが好印象だった。

それにしても、67分で5つのストーリーは多すぎだな〜。
3つくらいに絞って、もう少しひとつひとつの話を掘り下げればよかったのに。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
各ストーリーについての感想を、少し。
(それぞれ英語でタイトルが出るのに、邦題がついてなかったのは気のせい?)

◆Belles on Ice
ミニーとデイジーの微笑ましいライバル騒動。
このふたりの“女の友情”がおなじみになったのはTVのミッキーマウスワークスあたりからかな?
映像で魅せるこのエピソードを最初に持ってきたあたりに戦略っぽいものを感じたり。

◆Christmas: Impossible
実を言うと、ドナルドの短編ものに出てくるヒューイ・デューイ・ルーイがかなり苦手なのだが、
(精神的にイラつかされて我慢ならん←ドナと似てる?^^;)クリスマスものになると
この憎ったらしい三つ子がいじらしくて殊勝なことをやってくれる。
前作でもそうだったが、今回もこのストーリーが一番気に入った。
ただ、今回はリスが出てこなかったのが残念!3D化するのに手が回らなかったか?(笑)

 **ここだけかなりネタバレ**
英語版で観てから吹き替えにして、あれ?と思ったんだけど、
三つ子が最後にプレゼントを貰えたのは、
自分たちがめちゃくちゃにしたおもちゃを元に戻すのを手伝ったことに対してではなくて、
スクルージおじさんにやってあげたことのため、だよね?
そのへん、日本語だと曖昧になっちゃってる気がしたので…。
 **ネタバレおしまい**

◆Christmas Maximus
前作に引き続き、マックスとグーフィーのエピソードの登場だが、
今回は史上最高に成長したマックス。これ以上年をとらせるのは無理だろう。(他のキャラとの兼ね合いが…)
「グーフィームービー」のロクサーヌとは短い初恋に過ぎなかったようで
まったく新しい彼女を連れてるあたりが現実的だ(笑)

しかしさ〜、過去にいろいろと散々な目に遭って学んできたマックスなんだから、
いまさら父ちゃんにクールに振舞えなんて最初から期待しないと思うんだよね。
しかも今回のグーフィー、今までのひどいおまぬけっぷりに比べたら特に何もやらかしてないし。
この親子好きなのに、今回はいまいち説得力がない話で残念。

◆Donald's Gift
デパートの名前がMacy'sならぬMousy'sなの、笑った。
アメリカ的なクリスマスの光景が垣間見れる。

◆Mickey's Dog-Gone Christmas
前作のようにミニーとのベタなラブストーリーにせず、プルートとの絆をテーマにしたのが○。
今回の方が等身大の小市民ミッキー、やっぱりミッキーはこうでないとね。
でもいい年して(!)サンタのお膝に乗るのはやめましょうね(^^;
トナカイコンビもなかなかいいキャラだったし、最後のオチもなかなかだった。

ちょっとおもしろいなと思ったのは、シンプルで質素な飾りが一番!とミニーが褒めるところ。
アメリカの裕福な住宅街では年々クリスマスのデコレーション合戦がエスカレートしている、
なんてニュースでも時々やるけど、それと逆の価値観が出てきたのは、やっぱり9.11以降なのかな。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

全体を通して、思っていたより気に入った、というのが素直な感想だ。
毎年、このくらいのクオリティのクリスマスの新作ができればいいんじゃないかな。
…毎回CGである必要はないし、おこちゃまなゲームやメイキング編がついてる必要もないと思うけどさ(笑)


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