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2004/10/27(水)
Disney Storeの行方
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「アラジン」DVDの話は次にして、ちょっと気になるニュースを。
10日ほど前に、ディズニーストア(DS)オンラインの名称変更のお知らせメールが来ていた。 DisneyStore.comはDisneydirect.comになりました、という簡単な内容だったが、 これはもしや…?と思っていたら、やはり。
アメリカのDS、10月20日にとうとう買収されたとのこと。 今後は、子供服販売チェーンの大手The Children's Placeが運営することになるそうだ。 LaughingPlace.comのニュースに、詳細が載っていた。
http://www.laughingplace.com/News-ID508900.asp
この記事の中で、気になったポイント。
◆新しいDSは、ベビー服などのアパレル中心になり、より安価で質のいい商品の提供を目指す。
◆The Children's Placeは、来年秋よりオンラインストア(DisneyStore.com)の運営を始めるが、 現在のDisneyStore.comはDisneydirect.comとして運営を続ける。 Children's PlaceのDisneyStore.comはDSの実店舗で販売している商品を扱い、 Disneydirect.comはディズニーカタログの商品を扱うことになる。
…う〜ん、これどうよ。 なんとなく、Disneydirect.comの方が大人のファン向けのコレクタブル系を扱いそうなので 私なんかは引き続きこっちにお世話になるのかな、という気がするけど、 アメリカのDSで販売するプラッシュとかは、DisneyStore.comじゃないと買えないんでしょ? 両方チェックするの大変だし、両方からオーダーしたら送料も2倍になっちゃうじゃん〜!! いえ別に、嫌なら買わなきゃいいだけの話ですが(泣)
◆新しいDSは、以前のようなセールは行なわないかわりに、 アウトレット専用の店舗を新たに設ける予定。
…DS名物、75%オフだよ安いよ寄っといで!(笑)もなくなっちゃうですか…(;;) まぁ、これで定価で買ったものが激安になってガッカリ、ということはなくなるし 地元の人にとってはいい話かもしれないけど。 現地のアウトレットなんか行くあてもない身には、あまりメリットがないね…。
今年の7月に見たアラモアナのDSのひどい状態なんかを思い出すと(思い出したくもないくらいだ)、 今回の買収は全体的に見れば良いことだろうね、というか、然るべきことだろう、と思う。 ただ、ディズニーファンとしては、DSがディズニー以外の会社の手に渡ってしまうことは残念。
日本のDSも、2年前にTDSJからリテイルネットワークス(OLC子会社)に移った途端、魅力が失せてしまった。 ディズニアナ(コレクタブル系)のエリアがパークチケット販売ブースに取って代わられ、 新作映画の公開時(具体的にいうとトレプラの時)にも関連グッズが皆無という状態…。 結局、ディズニー直じゃないということは、そういうことなのだ。 リテイルにとっては、大して売れなかったディズニー映画の宣伝をしてやる必要もメリットも、別にないんだから。
思い返せば、DSに行って心から楽しいと思えたのって、 渋谷公園通り店の1Fがワンフロア全部ディズニアナだった頃までだなぁ… セリセルやWDCC、ロン・リー、見たこともないようなコレクション品。 最近はネットで何でも買うことができるけど、あの頃、店頭で出会ってひと目惚れして ドキドキしながら購入したものは、ひとつひとつの思い入れが今でも強い。
上の階のおもちゃや雑貨も、いかにもアメリカに売ってる感じの電子ゲーム(としか形容できない)とか、 人形とか、ビーンとか、セラミックのフィギュアリンとか…眺めているだけでわくわくできた。 あの頃のDSには、本当に夢があった。
もちろん、夢を与えるだけじゃ店はやっていけない、というのはわかる。 入園料をとるパークと違って、ストアはゲストに購入してもらえなくちゃ運営できないからと、 私もDSでバイトをした時にはよく言い聞かされたものだ。 だから、扱いにくくてマニアックなコレクタブル系が排除されて、 需要の大きいアパレルで一般に人気のキャラクターものが中心になっていくのは、妥当ともいえるんだけど。
マニアックなディズニーファンにとってはさみしい傾向というか… なんか…世知辛い話やね。
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