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2011/11/25(金)
久しぶりに書きます(^^
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奇跡の四季を彩る日本列島
北緯20度から50度に位置する日本列島。その位置は地球を平面で俯瞰してみると、乾燥地帯であり、砂漠が点在する位置となります。 モンゴルのゴビ砂漠、中国のタクラマカン砂漠、アラビア半島、サハラ砂漠と、乾燥、砂漠地帯がこの範囲の緯度に位置しています。
何故、日本列島だけが国土の70%を森林が占める緑豊かな地域となったのでしょう?
その答えが5000km離れたヒマラヤ山脈、チベット高原の存在にあると、最近分かってきました。 この地形が無ければ偏西風が真っ直ぐ陸地を流れ乾いた空気が日本列島に届き、平均年間降雨量1800ミリが半減し、梅雨の季節が無くなるというシュミレーション結果が出たそうです。 8000メートル級のヒマラヤ山脈、チベット高原が存在するお陰で、偏西風が南側に蛇行し、インド洋の水蒸気を吸い上げ、さらに太平洋の水蒸気を吸い上げながら雨雲を発達させ、日本列島を潤し、梅雨の季節を作り、緑豊かな日本列島を作り上げてきたのです。
素晴らしい四季を持つ日本列島ですが、特に秋の紅葉の彩りは世界一とも言われています。 その一因は過去の氷河期に理由が有るそうです。 北米やヨーロッパが氷河期の影響をまともに受けたのに対し、日本列島は海に囲まれいたことや地形の変化に富んでいたことにより氷河期の影響をさほど受けず、乾燥と冷気に弱い落葉樹が多種生き残ったからです。 楓の種類を比べても、北米、ヨーロッパが13種類に対し、日本は26種類あります。 自然の紅葉を比較してもヨーロッパ、北米は単色が多いのに対し、日本は木々も多種多様で、色とりどりです。 梅雨があるから国土が潤い、農業が発達したり、森林が潤い成長することを思えば、うっとおしい梅雨も有難味のほうがおおいですね。 季節はあたかも紅葉真っ盛りの京都、奈良☆ 今年の秋は暖秋の影響で紅葉が進まず、やきもきしていましたが、ようやく秋らしい景色を見せてくれています。 場所によっては楓が弱って染まりきらずに散っていますが、有名どころの楓は人の世話が行き届いていて美しい染まりを見せ始めています。 山間部の雑木林も渋く染まって綺麗です☆ 23日に京都北部の美山かやぶきの里へドライブしましたが、途上の山々の紅葉に魅せられました☆ 鴨川上流の様々な木々の紅葉のトンネルも綺麗でした☆ 京都中心部は、すでに赤く色づいた楓、染まり始め、緑の混在が楽しめる、ある意味、今年だけの秋景色になっています☆ 散り紅葉がお勧めの名所もありますから、この秋は12月半ば過ぎまで秋景色を楽しめるのではないかと推察しています☆
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