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2009/08/06(木)
夏だ〜
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長い梅雨がやっと明けたら、猛暑日の日が続いています(^^;
寒さにも弱いけど、暑さにも弱い自分には正念場の一ヶ月余りが続く夏の日☆
でも、大好きな花火の季節でもあります☆
発数12万発と言われるPL花火も終わり、8/8は私的には一押しの淀川十三花火があります☆
他にも琵琶湖花火一万発が8/7に☆宇治川花火は8/10に☆
水辺の花火は風が吹くので鮮やかさは文句なし!
花火の一瞬の美しさは儚いゆえに郷愁が募り、毎年行きたくなります☆
「明恵 夢に生きる」河合隼雄著も5回目の読書に入りました。
古来から夢は神のお告げとして、古事記、日本書紀の時代から、
西洋では聖書にも夢のお告げが書かれています。
啓蒙時代に(13世紀)、夢は迷信扱いされるようになりましたが、
フロイトにより1900年、夢分析が学問的に確立され、ユングによ
って夢が人間の更に深い精神性を内包されていることがカウンセ
リング治療によってより深められて来ました。
川合氏によると、自己実現、自己確立は夢に向き合い、夢を合理
的にしかも夢が内包するその人の深層心理に向き合うことによ
り、真に確立されていくということが、13世紀に生きた明恵がそ
れをやり遂げ、その精神性が「貞永式目」という明治にまで続く
日本人の精神規範を作ったと証明されました。
自己を深く掘り下げ、自己実現していく人として真に確立されて
いくには夢の効用が必須であることを明恵の時代と宗教を通じて明らかにされています。
決して夢占いのような軽率な夢判断では有りません。
自己と厳しくも冷静に向き合い、夢が知らせる自己の深層心理を的確に知り、実生活に生かしていくということ。
それによって、真の自己確立、自己実現が成されるということ。
現代の、そしてこれからの人類は精神性を高めなければ人類の未来は自明の理の結果に成っていきます。
時代の価値観に左右されず真に人として生きるということはどういうことかをこの書は教えてくれているようです。
人という生き物の、なんてデリケートで複雑な心を持っていることか。
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