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2009/03/02(月)
お水取り
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奈良時代の752年から1258年間、寺が焼け落ちようが、世上でどんな争乱が起ころうと続いて来た奈良東大寺・二月堂の「お水取り」が昨日から始まりました。
関西ではこの「お水取り」が終わると春本番と言われてきました。
14日まで練行衆と呼ばれる11人のこもり僧が十一面観音に世上を代表して謝ってくださるのです。
仏教では、すべての人間は煩悩から逃れられず気付かぬうちにさまざまな罪を犯していると考えます。
世上を代表してその罪を告白し、心から悔いることで、功徳が他の人々に振り向けられます。
「お水取り」の名称は、二月堂の下にある建物の水源から「お香水」をくみ上げて仏前に運ばれることから呼び名になりました。
有名なお松明は練行衆の足元を照らす為のものであり、お参りの人達は火の粉を浴びるとその年は無病息災で居られると験をかつぎます。
1258年間、ずっと続く祈りにただただ感嘆するのみです☆
二月堂舞台からの夕景
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