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2009/02/01(日)
白夜行
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年末から東野圭吾作品を三作品読みました。 最新刊「ガリレオの苦悩」(科学を犯罪に使うことは許さない)、「聖女の救済」と読み、書店の文庫新刊コーナーに平積みして有る所に分厚い850ページ余りある「白夜行」を手に取ると、巻末の作評に傑作である由が書かれてあり、これは読まなくちゃと、一週間かけて読破。 重い内容ながら、読み応え十分で、軽い疲労感を覚えました。 人は育つ環境、子供時代に受けた想像を絶する出来事で氷のような心を持ってしまうこと、現実過ぎる考え方を持ってしまうこと、秘密を共用した者同士でしか理解できない人生観を持ってしまい、そのようにしか生きて行けないことを殺人事件を絡ませながら上手く描いてました。 続編のような「幻野」700ページも読みたいと思っています。
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