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2006/05/08(月)
チャングムの誓い
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韓流ドラマ「チャングムの誓い」を観ていて思うこと。 宮廷調理人見習いの少女チャングム。 悪意有る非道な人達に母を殺され、母の親友であり、親とも慕う師匠も同じ悪人達の強欲によって無実の罪を着せられ、殺される非情の運命の中、その運命こそがチャングムという傑出した人物を育てる事に成る物語に、使命感を持つ心を育てるという事が今の時代に一番欠けている事ではないかと思いました。
歴史を見ていくと、幕末に自分の信念を貫いて非業の死を遂げる吉田松陰。自らは志半ばにして生を終えるが、その精神を継ぐ若者達によって見事に松陰の志は達成される。
今、勝ち組、負け組みという言葉がマスコミで囃され、人々が勝ち組に残ろうと足掻く世相と、損得でない世の中の役に立ちたいという使命感を持てる大人に育ち育てる世の中と、どちらに今の日本人は向かっているのでしょう?
誰も生きていく上で、しんどい、辛い思いはしたくないし、子供にもさせたくないのは人情ですが、最近の子供達の考えられない悲しい事件や世相を見ていると、変に大切に育て過ぎなのではと思わざるをえません。
大人へと成長する過程で大事な「社会性」は親との関係から培われるもの。 親との色んな葛藤から他者への想像力などが育まれると思います。 最近の子供、青少年達の事件の原因は、抑制が効かない、合理的な判断が出来ないといった「社会性の欠如」という他ありません。 肉親と心を通わせる関係が薄くなっていることが、一番の原因なのではないでしょうか。
苦しくても未来に希望を持ちながら頑張っている時が人にとって一番輝き充実している時なのではと、思ってしまいます。
何か、まとまらない文章に成っていますが・・。
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