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2006/04/27(木)
生きるということ
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先日のニュースで、高校生が交際中の中学生を殺す事件が有り、暗澹とした気持ちに成った後、私の住む地域の女子中学生が住んでいる団地から飛び降り自殺するという悲しい出来事が有りました。 多感な思春期の事だから色んな事で心が揺れ動く時だというのは充分理解できますが、何かおかしい気がするのです。 社会が忙しくスピードアップした為か、人と人の繋がり、親子の心の絆が気薄に成っているように思います。 地域の子供会活動してても感じることですが、今の子供達は親子の心からの会話が少ないのか、出来てないのか、接していて、打てば響くような反応を返す子が少ないという印象が強いのです。 親の悲しむ姿を想像できたら、人を殺したり、自殺したり出来ないはず。 学校の勉強が出来る事と、生きていく勉強が出来るということは、全くの別物ということ。 人間らしさや想像力を作っていく前頭葉の発育が出来て無いとしか考えられない子供の事件が多過ぎると思うのです。 世の中がどんなに進み、スピードアップしようが、生身の人間の成長はじっくり時間を掛け、心を尽くさないと、人として育たないと思います。 女子中学生の自殺原因が異性交際と聞けば、なおさら、中学生の分際で何おかいわんやと思ってしまいます。 社会人として自立出来ていない年齢で、自殺を考えるまでの交際をするという事だけでも論外と思うのです。 自分を育ててくれた親の悲しみを思う想像力が有れば、仮にどんなショックな出来事が有っても自殺は考えないと思います。 どう考えても考えられない事件で、情けない悲しみを覚えます。 今一度日本人全体で、子育てというものが、どういうことかということを大人が認識し直さないと大変な世に成っていくように思うのですが・・。悲しいけれど、御冥福を祈ります。
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