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2005/07/03(日)
紫式部と清少納言
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紫式部と清少納言、二人とも平安時代を代表する歌人ですが、二人が会い見える事は無かった。 清少納言は一条天皇の皇后、定子に仕え宮廷サロンで粋な和歌を詠む交遊に真価を発揮しながらも、定子が崩御すると父の元へ帰り寂しく過ごした。 紫式部は清少納言が去った後宮廷に入り、貴族の華やかな交遊の中にもドロドロした人間関係や人間臭い悩みなどに焦点を当てた「源氏物語」を著した。清少納言が華やかな貴族社会の粋に生きた歌人なのに対し、紫式部は女性を中心とした貴族社会の心的風景を描いた。 二人が対照的な活躍をしたことにより、平安文化が今日でも現代語訳され、色々に用いられてる事を思うと、感慨深いものを感じます。二人の中流貴族が、平安文化を彩る原型となる。
フォト、時計草
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