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2005/02/28(月)
カップル・夫婦って
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今の日本のカップル状況という新聞記事が目に付き印象に残る。
日本人夫婦の離婚率は1980年代から増え始め、90年代後半に入っ
て急上昇したとの事。1975年には12万組だった離婚が、2003年に
は28万組に達した。考えられる理由が、80年代までの夫婦が豊か
な家族生活を築くと言う共通の目標が有ったのに対し、社会が豊
かに成った80年代以降は「好き」「一緒にいたい」という「感
情」という不安定なものにカップルとしての基礎を委ねるように
なったからとのこと。離婚に追い込まれるのは、「カップルが愛
情を求めれば求めるほど、その実現可能性が低下する」為との事
何故なら「好き」「一緒にいたい」という「感情」は長くは続か
ない為。恋愛中のカップルは「のぼせ」の状態で関係が上手く行
くのは当たり前で、日常の生活が始まってからが初めて本当の人
間関係が始まるとの事。男女が向き合い過ぎると、のぼせている
間は相手の欠点は気に成らないが、のぼせが過ぎると、欠点ばか
りが目に付き、カップルの間に溝が生じる。カップルが横並びで
一つの目標(夫婦・家族生活)に向かっていればお互いの欠点を
見る事無く、共同生活者として共通の価値観が有るから上手く行
く。そう考えてみると、何か寂しいような感じもしますが、社会
学的にカップルを分析すると、そうなるらしい。まぁ、そんなも
のだと認識していれば、カップルの倦怠期も受容出来るかも知れ
ませんね^^;) 河合隼雄さんの深層心理学の分析からも同じ事が
書かれて有りました。知ると言うことは、有る意味、ロマンが無
くなる事?
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