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2005/12/09(金)
熟年離婚
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話題のドラマ「熟年離婚」完結! 伴侶や子供達と共に感想を述べ合いながら全部観ました。 全6回?と思いますが、毎回テーマが明確で、夫婦の離婚だけでなく、3人の子供達の其々の問題を絡ませながら視聴者にテーマについて観ながら考えさせる素晴らしい脚本、演出、俳優陣だったと思います。 結末は、題名通り「離婚」で終わるのですが、離婚を切り出してからの2ヶ月間の夫婦お互いの真剣な反省と一個の人間としての残り人生への悔いの無い生き方の模索、心情が良く描かれていて、最後の別れ際、「またこうして食事に誘ってくださいますか?」と元妻が言うと、「もちろん」と元夫が言い返し、握手して其々の歩みたい人生に別れていく場面は、せつない中にも清々しさが有り、理想の支えあう夫婦が支え合え無く成っても友情という感情は持てることを表わしていました。 有る意味、大人の男女の自立をテーマにしているようにも観れ、これからの時代を象徴しているようでした。 「真面目過ぎる仕事人間の夫」が「言いたいことも言わず、良い妻をして来た妻」に離婚を告げられる。何故? 僕が伴侶と話し合った結論は、夫婦の形は其々だけど、どんな夫婦もお互い様で、支えあい、本音で話し合わない時間が有れば有るほど溝は深くなり、情も通わなく成るという事。 結婚したから夫婦ではなく、夫婦に成長出来る努力をしたもの同士が夫婦なのだという事。 互いが理解し思い遣る気持ちが有れば冷たい夫婦には成らないのでしょうが、忙しい社会に生きていると知らぬ間に思い遣る気持ちが欠けて行くのでしょう。 そして、人間のウィークポイント、信じる心力よりも疑心の方が強いという性。信じきれる人は幸せ。 人間ほど素晴らしくも愚かな生き物は無いのではと年を重ねるほどに思います。
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