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2005/10/26(水)
河合隼雄
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昼頃、兄から電話有り、NHKスタジオパークに河合先生が出演するとのこと。妻に録画頼み、夜観る。 司会の黒田さんが「切れ易い家族・人が増えているのは何故?」の質問にに対し、社会的に豊かで無かった時代の日本人は皆が必死で生きているという共通の認識が有り、言葉を通じなくても皮膚感覚で気持ちが感じ合えていたが、今日の豊かで忙しい日本では、生きて行く価値観を共有する事難しく、家族でさえ意識して言葉を繋ぎ会話しなければ共同体としての心の繋がりが持ちにくく成っているのでは、と話されていました。 切れるとは元々繋がって無かったということ。 親子だから、夫婦だから心が繋がるのでなく、お互いが心を尽くすからこそ絆のある夫婦、親子に成るのでしょう。 お互いが心尽くしただけが絆の深浅の度合を決めるのでしょう。
人は誰も苦労はしたくないもの。でも楽な人生に深い感動が少ないという事も有るように、深い悩みや自身を向上させる苦労なら、それをクリア出来た時には、その努力に相応しい悦びや人間的成長を得る事が出来るように思います。
「二つ良いことは、さて無いものよ」=「人生良いことと同じだけ悩みもある」と思っていれば儚む事無く生きて行けるのではと仰ってました(^^
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