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2005/05/11(水)
いきなりですが。。言葉と文化
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きょうテレビで歌舞伎の「中村 獅童」さんの婚約の記者会見を 見たんですが、歌舞伎の方達は言葉がきれいですよね、、いつも 正しい東京弁だと思うのです。べらんめぃなのに品がよろしい 彼が「今月は勘三郎のお兄さんと出させていただいて、来月は 京都で玉三郎のおじさまと出させていただきますし・・」と こんな言葉がすらすらと出てくるのです。落語家の方でも 先輩を「お兄さん」と呼びますがこちらはやはり下町調子です 当然私は夫の後輩の方たちから「おネエさん」「おかみさん」と 呼ばれます。歌舞伎も落語も上下の差がきびしいですから、 普段からきちんと話していないと、とっさには出てきませんので 私も若い頃から言葉には苦労しました。 歌舞伎の方々の言葉を聴くと耳障りがとてもいいのです。 三津五郎丈や勘三郎丈の会話は大好きです。鼻濁音まじりの 言葉遣いは「江戸」を感じます。そしてここに一人知り合いで 鼻濁音自然に使いこなす人が現われたのです。それは越路姉妹の 太木和子先生こと梶原君です。かれの「あなた」は見事に 「あぁた」と抜けてくれるのです。初めて聴いた時驚きました! 聞いたら江戸っ子3代目でした。しかも矢来町、、縁がありました
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