|
2004/01/24(土)
幻のチーズ
|
|
|
朝から、前日の夜更かしに刺激された内臓をいたわりながら、新しい学問の地平を切り開くべく、安丸良夫『出口なお』(朝日新聞社、1977)を読んでいた。 と、後ろの本棚に目をやると、現代人の(生活の背景を捨象した)絆を描いて世界的に大ヒットした90年代最高の漫画のひとつ、『スラムダンク』がぼくの瞳をとらえた。 安丸先生、すみません。 なおをやめて、12巻まで再読してしまいました。
たまった原稿をやっつけないといけないのに、仕事のためとはいえ漫画に逃避してしまったのには、訳がある。
銀座のフレンチの名店に連れていってもらうことになっていたからだ。すごい楽しみにしていた。 ふだん、銀座なんていかないし、行ってもそんなところで食べれるわけじゃない。 とても期待していた。そわそわして仕事が手に着かなかったというのが、本当のところだ。
すべて良かった。とくにムルソーとissanと豚内臓のフリットと あなごのフリットとステーキ、よかった。 素材、調理、接客、酒、心づくしのおもてなしをいただいた。 ダイエット中のぼくには、量的にきつかったけど、たまにはいいだろう。(最近こればっかりですいません。) ただ、ひとつ。 家にどうしても戻らなくてはいけなかったので、8時15分くらいには店を出なければならなかったのだ。 給料日の翌日の土曜日で、店は満員。ちょっと予定より料理が出てくるのが遅れて、メインをいただいたら、もう8時10分を過ぎていた。 10種類ほどのデセールを横目で見ながら、チーズを食べてから帰ることもできず、エスプレッソをキュッと食後のグラッパのように飲み干し、後ろ髪を引かれながら20分に退店した。シェフが玄関の外まで見送ってくれて、気分よく新橋駅に向かった。
料理があんだけうまかったんだから、チーズもいいものそろえてるんだろうな。 最後のチーズと赤ワインが最高なんだよな。 特に、血栓を破壊して、血液の循環を良好にしてくれることが痩道には大事。 デセールを所望することはかなわないとしても、この幻となったチーズもいただきに近いうちにまた行ってみたいな。 (やっぱ、これって、グルメ日記ですね。)
************** 23日の夜、ふき煮、いわし、ほっき貝、いかの刺身、アンコウ鍋(白菜、白たき、えのき、豆腐、ねぎ、春菊)、卵雑炊、さば、ひらめ、あなごのにぎり、スーパードライ一杯、久保田千寿2合、 ピーターヒリングコリンズ、たんたかたん 24日ブランチ、カレーライス大盛り+ポテトとレタスサラダ 夜、銀座のle Manoir d'hastingsにて 豚の血のにこごり、内臓を使ったフリット 二皿目忘れました(岩田さん教えて下さい) メスの子猪とレンズ豆のテリーヌ、フォワグラ添え、ガーリックトースト 白子とポワロ、はまぐり、あと二品 あなご、白アスパラ、たけのこのフリットカレーソース 牛ハラミステーキ エスプレッソ キールロワイヤル、ムルソー98、chateau d'issan マルゴー99
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 後でお店から当日のメニュをいただいた。
Amuse-Gueule (Boudin Noir, Tripe Panee) アミューズグール(定番のブーダンノワール、トリップとニョッキのパネ) Coupe de Mousse de Carotte en Gelee au Oursin スペシャリテ、人参のムースとコンソメジュレ ウニ添え Terrine de Marcassin , DONKO et Jambon de Marcassin , Rizottz de Foie Gras 猪と豚足、レンズ豆のテリーヌ、 自家製猪のハムとドンコ椎茸のグリエ、フォワグラのリゾット Deguestation de Fruits de Mer AKAGAI(Legumes Marine) , HAMAGURI(Chou Chinois) , Laitance de Cabillaud en Bouillon de SIMONITA , Foie de Lotte 色々楽しめる海の幸のデギュスタシオン 赤貝と野菜のマリネ、蛤と白菜、鱈の白子と下仁田葱のスープ、アン肝 Congre Frite , Asperge Blanche , Pousse de Bambou au Curry 穴子のフリット、白アスパラガス,筍、カレーの香り Flanche de Boeuf Poele Sauce Perigueux 和牛のフランシュのポワレ トリュフ風味のソース Chariot Dessert 見て楽しめるワゴンのデザート Café et Petit Four カフェとプティフール
***********************
帰宅後、Haut Cluzet2000 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
ありがとう、岩田さん。 ごちそうさまでした。 感動しました。
|
|
|