痩道/ダイエット日記
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2003/12/04(木) さなぎと巻貝
 ソウルの人気通り、仁寺洞通り(インサドンギル)は、日曜日ということもあってさしずめ満員電車のようだった。
 雨の金曜日にきたときの閑散とした雰囲気はなく、囚人のみせしめの行列のパフォーマンスのまわりにはびっしりと人垣ができている。
 Y兄弟とガイドの先生といっしょに人混みをかきわけインサドンギルを進む。途中、あるビルの2階のショウウインドウにマジンガ−Zの人形が見える。日韓のレトロなおもちゃや駄菓子、文房具などが所狭しと積み上げてあるギャラリー兼ショップだった。すでにたくさんの人が階段に列をつくって並んでいる。
 この店を覗いてから、さらに通りを中心地に向けて進むと、オモニが鍋で何か売っている。
 オモニがやってる屋台では、明らかになんかの虫を茹でている。その左隣には、2センチ弱の細長い巻貝。みんないい感じで茹だっている。最初は、貝の中身を出して茹でてるのかなあと思ったが、そうではなくて、虫と貝は別物だった。
 今まで何回か韓国に来て、なんとなく見かけた記憶があるあの虫は何だろう。虫と言っても、それは明らかに何かの蛹(さなぎ)だ。ガイドの先生が巻貝を中くらいの紙コップ一杯買った。ひとつもらうと、あっさり味でまあそれなりにいける。
 蛹はどうだろう。アフリカで大きな黒いかたつむりを食べた時ように、大きな野ネズミを食べたときのように、まず食べてみたい好奇心がわきおこる。
 そこで、ガイドの先生にお願いして、オモニにひとつだけ味見させてもらうことにした。ひとつお願いしますというのに、もてなしの国、韓国のオモニは、なんとか二ついっぺんに爪楊枝に刺そうとしてくれてる。すごくうれしいんだけど、ひとつでいいんだけど、と思いながら、何度も刺すのに失敗するオモニを見てると、やっぱすごくうれしくなってくる。
 でも、味はどうなんだろう。恐れと不安がぼくを襲う。やっと、オモニがうまく二つ刺し終わって、手づからいただく。よく見るとこれは明らかに蚕の蛹だ。うわあっ、、、、まじい?
 でもとにかくここまで来たんだから食べてみるしかない。いっぺんに口に入れるとちょっと香ばしい味がする。
 と思いきや、うっっっっっっっっっ・・・・・・・。何だ!このほこりっぽい味は!いや、ほこりっぽいというより、カビ臭い味だ。ごめん。かなり湿気のあるところでかびを一杯吸った蛹なんじゃないだろうか。とっさにそう思った。
 ガイドの先生は、この後お茶した民俗喫茶で「これはすごくビールにあいます。」と言っていたけど、たしかにそうかもしれないけど、このかび臭さはちょっと、、、、、という感じ。
 このときはオモニがせっかくくれた二つだけをいただいて、結局買いませんでした。でもそのガイドの先生は、やっぱり紙コップに一杯、その蛹を買って、民俗喫茶でレモンたっぷりのお茶を飲みながら、実においしそうにむしゃむしゃ食っている。ぼくは遠慮したが、結局かなり口に入れられてしまって、うーん10個以上は食べたかな。ほんとは一つにしておこうかと思ったのに、大失敗。でも仕方ないね。もしかしたら、今度いったらまたちょっと食べるかも。Y兄弟は一個だけ食べてもう食傷(気味じゃなくて)してた。

 このはじめての味の蚕の蛹を韓国では「ポンデギ」、巻貝を「ソラ」という。
 ポンデギはすごくダイエットにいいそうだ。このことを聞くともうちょっと食べておけばよかったかなと少し反省してしまう。
 まあ、次行く機会があったら、もう一回はチャレンジしてみようかな、今度は麦酒(メクチュ)といっしょに。

 痩せるためには蛹だって食べます。
 


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