痩道/ダイエット日記
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最新の絵日記ダイジェスト
2004/08/22 けっきょく汗をかくということか
2004/08/21 ジャンジャン横丁、あるいは81キロタイ
2004/08/20 千日前は二郎の香り
2004/08/19 運動できてません。
2004/08/14 帰国の途の機内にて

直接移動: 20048 7 6 5 4 3 2 1 月  200312 11 10 9 3 月 

2003/10/21(火) 絶対沖縄
 朝五時です。
 いまちょうど朝食後のはみがきを終えたところ。
 本日の朝食は、おでん。それもクスクスなんかにつかうアリサとねぎを薬味にして。これがなかなかいけるし、とてもヘルシーだと思う。飲み物は、ゴーヤ茶とシークワーサーの炭酸割り。
 三月に痩道に入ってから、運動とサウナとともにやってきたのは、このシークワーサーだ。
 とても有名なので、言うまでもないけど、沖縄のヒラミレモンという柑橘類。このビタミンがものすごくからだにいい。
(ここで中断、いま研究室です。)
 運動したあとやサウナに入った後の水分補給に最高。
 3月から5月にかけて、ウエストが18.5センチの縮んだのはこれのおかげなかなと思っている。
 それとゴーヤだね。ゴーヤはこれまでふつうに炒めてたべてきたけど、種の中にゴーヤしかない共役〜が入っていて、体の脂肪を燃焼させてくれるという。ということで、始めました、ゴーヤ茶。全然にがくなくて(ぼくは苦くてもいいんだけど)、コーンのお茶みたい。昨日もFMでの通販で、ゴーヤ茶で一か月でウエスト9センチ縮んだという宣伝をしていた。まあ、みんながみんなそんなに痩せられないだろうけど、いま効果を信じて(ここが大事)飲んでいる。
 いずれにしても、痩道のキーワードのひとつは沖縄だ。
 長寿の国、沖縄がそれを証明している。
 だから、いまどうしたら安く沖縄のものが入るか研究中です。
 みなさんもなにかいいこと知ってたら掲示板かメールで教えて下さい。
 よろしくお願いします。
 ***********

 さて、昨日の昼は、歯医者に行ってから、ひとりで、ご飯、わかめスープ、さんま、大根おろし、鶏そぼろ、野菜炒め、うなぎをいただく。いろんな栄養をまんべんなくとるっているのがいいね。
 2時20分、帝塚山に向けてランニング。ちょっと歩いたり走ったりしてあまり無理しないようにして、到着。
 二つ授業をやって帰りも暗闇をランニング。帰りは下りなので楽。
 夕食は、ご飯、スープ、ブリの塩焼き、ふろふき大根、その他野菜を、白ビールとブルガリアの赤といただく。
 今日の朝が早かったので、10時過ぎには就寝。4時起床。

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 ということで、この日記の初めに戻る→
 

2003/10/20(月) ハマチ・カレー
 午前に子供と、ぞうさん公園にブランコとテニスに行く。しかし、すでにテニスはコートを使っている親子がいたので、ブランコにのってから、もうひとつ向こうの公園に移動して、テニスをする。子供がホームランを打ち、道路向こうの民家にボールが入るも、なぜかみつからず、ロストボールに。その後再度ぞうさん公園に戻り、テニス。
 子供が殿様ばったを見つけた。ぼくも久しぶりに見たのでうれしかった。
 1時間半ほど運動したので帰宅。庭の草むしりをした後、数ヶ月ぶりに、庭のじゃりを熊手で整える作業に入った。竜安寺のように美しくをモットーに、雑草を抜きながら行う。
 「いいー。この作業がじーつにいい。」映画『刑務所の中』を見て、囚人もこんなきちんとした生活をしているんだな、いやできるんだなあと感銘を受けて以来、ぼくは以前と比べてかなり、きちんとした人間になったと思う。
 作業後、ひき肉と野菜の炒飯とわかめスープを昼食に作って食す。
 この時期、日本シリーズの時期は、野球好きにとっては落ち着かない。昨日も読んでいた本を読み進めるが、どこか落ち着かない。ベッドで寝ながら読んで、ときにまた昼寝。
 五時を過ぎたので、いてもたってもいられなくて、試合を見る前に風呂に入ってしまおうと決意する。
 スペインで買った精油を入れて、ダイエット風呂。20分ほどで出る。

 ちょうど妻がビールを買ってかえってきたところで、エビスを飲みながら野球観戦する。
 夜は、なんだかわからないが、ハマチ・カレー。香りがフランスのスープ・ド・ポワソンを思い出させ、なつかしい。おずおず食べる。まあ、いける。これを二杯食べながら、赤ワインを飲む。フランス一の生産量をほこるラングドックのワイン。いろいろ混ぜてあるけど、398円だとすごくいいコストパフォーマンス。
 阪神が0−5でこりゃあかんわ、ということでついザッピングしてしまう。
 子供に白雪姫を読み聞かせして、バラカン・ビートを聞きながら寝た。
 本日、7時過ぎ起床。子供が遠足でてんやわんやしていたので、朝食は昨夜と同じ、ハマチ・カレー一杯とレタス・サラダとハンバーグおにぎりとうなぎ一切れ。遠足のおかずのおこぼれにあずかった。

 ハマチ・カレーという不思議な食べ物は、痩道にいいのかどうか。これはとても興味のある課題だ。魚のカレーはぼくはちょっと苦手だから、食がすすまなくていいと思うのだが、意外といけたりして、昨夜は二杯も食べるという失態をしてしまった。
 痩道究極のメニューには加えたくないけど、この独特のひびきとかおりにはどことなくキッチュでそそられるものがある(うーん、けっこう無理してるかな)。

 今日は帝塚山までランニング。その前にちょっと用事があって駅前まで行くので、帰りは徒歩30分のところを走る予定。
 今日はすごく運動できそう。
 記録をさらに更新するためには、もうこれしかありませんね。
 
 *****************

 今日は、この日記がはじまっておそらくはじめて、ぼくが痩道のためにひそかにとっている食品の話をしようと思ったんだけど、流れでかけなかったので、それはまた明日以降ということで。
 それでは、行ってきます。
 

2003/10/19(日) 祝新記録達成!!! 82.3kg
 とうとう新記録達成。
 昨日、

 82.3KG!!!!!

 これまで五月に記録した82.9を600gも更新した。

 昨日の午前はちょっと予定がかわって、最近テニス習いたての子供と近くのぞうさん公園でテニスを一時間半くらいやった。八月末四万十川でして以来。いい汗かきました。合間にショウリョウバッタをとったり、やっぱ体動かさないといけないね。
 その後、夕食のさんまのために、一人で歩いて五分、子供と歩いて10分のスーパーに大根を買いにいく。
 帰宅後、食べるものがなかったので、チキンラーメンととんこつラーメンを混ぜて作って、そこにたっぷりのもやしと白ごまとしょうがと卵の黄身をのせていただく。意外といける。子供たちもおいしいと言ってくれる。ぼくはそれと別にもやしにチリソースをかけて食す。辛いものがいいね。

 食後、ちょっと休んでから、ずっと残してきた庭仕事にとりかかる。この夏、庭でプチトマトを育てていたのだけれど(毎朝50個くらい収穫ですごくおいしかった)、ほっておいてたらジャングル化していて、おまけにきゅうりとカボチャのつるが絡み付いてきて、めちゃくちゃになっていたんです。
 土壌をつくるために生ゴミを妻が埋めてきましたが、捨てたカボチャの種が発芽して、いますくすくと育ち、大きな実をつけてきている。感動です。
 トマトの季節はもう終わったので、このカボチャを残して、トマトの実をとって、あとはすべてのジャングルを切り開かなければならない。子供といっしょに取りかかった。
 二時間くらいジャングルと格闘して、なんとか開墾する。ここに大根やネギを植えたらいいだろうなあ。
 一仕事終えて、ほっと一息。ベッドで鈴木大拙『日本的霊性』を読む。ちょっと昼寝も。

 #####


 さあここからが本番です。
 この後、塾に行っていた子供を駅まで迎えにいって、記録を更新すべく、す^ぱ^銭湯に向かった。土曜日だから道は混んでいる。ただ、この日は日本シリーズ初日だから、みんな18時15分からの試合を家か飲み屋かで観るために急いでいるのだろう、ということは銭湯はいつもより絶対すいている。これは僥倖だ。着いてみるとやっぱりそうだった。うれしい!!! 気合いが入る。
 シャワーを浴びてすぐサウナへ。いつもの行程をまず一時間行う。その後で5分を二回。ジェットバスに入って、最後に仕上げでもう一回5分。サウナで日本シリーズをやってたので、いつもよりたえられる。でもいいとこでどうしても辛くて出なくちゃならないときもあって。でもいずれにしても、いい感じで終了。

 結果は冒頭で示した通り。
 もちろんこの後水分補給すると当然体重は増える。
 でも、ぼくが思うのは、サウナでも何でもいいから、とにかく体重を落としてみることが大事ということ。一旦あるところまで落とすことができたら、運動でもサウナでもダイエット食品でも何でもいいんだけど、ちょっと戻ってもそこまで落とすことはできる(という自信をもつことができる)。減ったり増えたりの繰り返しで少しずつ痩せていくものだ。

 だから、最近わかってきた。3月末にジムのインストラクターの先生が言っていた言葉。
 「かしおさーん、かっこよく痩せましょうよ。酒もタバコもやめないで。」

 だからというわけじゃないが、意気揚々とお風呂を出た後、まず生ビールを一杯。枝豆。場所を移して、とろろユッケ、盛岡冷麺、マッコリ瓶二杯をいただいて、ほんと充実したいい気持ちで帰宅。即就寝。

 今朝8時30分起床。
 ほんとは昨日の夜食べるはずだった、さんまをたっぷりの大根おろし、しじみのみそ汁、ごはん、梅干し、卵焼き、野菜炒めといただく。しじみのみそ汁が腹にしみ渡る。うまい。最後にご飯に大根おろしをひたひたにかけてフィニッシュ。

 さあ、今日はまたテニスして、仕事したあと、ビールかワイン飲みながら日本シリーズだな。今日こそ阪神が勝つ(関西引っ越してから、阪神ファンになりました。郷に入れば郷に従え、ですね)。
 いま、大リーグワールドシリーズ観ながら書いてるんだけど、やっぱ野球はいいね。来年の大会では、絶対優勝だ。

 

2003/10/18(土) 痩道の比較人類学的研究ー日韓仏の事例からー
 この夏はいろんなところに行った。そしていろんな人に会った。その中で特に、韓国人とフランス人とのつき合いが多かった。
 しょっちゅう会ってる人、久しぶりの人、いろいろだったけど、そのほとんどの人が、「カシオさーん、痩せたね。」と行ってくれた。
 カシオ「そうでしょ。三月から頑張っているからね。93だったのが、五月には83になったよ。10キロやせたんだよね。最近ちょっと運動不足と外食が多くて2,3キロリバウンドしていると思うけど、まず最低のときまで戻して、あと10キロやせてダイエット本書こうと思っている。」
 韓仏人の方「前はほんとに太りすぎだと思ってて、心配してた。」

  ここまでは、両国人とも対応は同じである。

###
 しかし、その後の対応が韓国とフランスでは全く違っていた。
韓国人は、
「今でちょうどいいから、このままでいいんじゃない。これ以上やせると・・・・年とって痩せてると、ねえ・・・」

 これに対して、フランス人は、
「そうね、たしかに痩せたけど、まだまだね。もっと痩せた方がいい。頑張って!」

 うーん、この後の対応に、ぼくはいつも困った。両国人に対して。
 こういうことだ。
 韓国人には、
「ちょっと痩せたことを評価してくれてすごくうれしいけど、まだこれから本当に痩せたいと思っているのに、意志がめげること、言わないでよ。もっときびしく言って!」

 フランス人には、
「これまで自分としてはかなりがんばってきたんだから、もうちょっとその努力を評価してよ。あんまりきびしく言われると、やる気なくなっちゃうじゃない!」

 もちろん、両国人は、文化人類学的に考えれば、自分達の理想的身体の社会・文化的イメージから、ぼくの痩せ具合を評価して意見を言ってくれたのだ。
 でも、それはわかっても、ぼくとしてはまったく反対のことを言われると、戸惑ってしまう。韓国では、そうかもうこれでいいのかなあ、彼女、彼らがそういうんだから、もう無理するのはやめとこうかなあ、と思ってしまう。
 ぼく自身の理想的身体イメージは、やっぱ、あとぜい肉を10キロくらい落として、そこに筋肉がついた体だ。筋肉をつけて、体重が少しもどってもまったく問題はない。
 あるスポーツジムのインストラクターをやっていた人から聞いた話だけど、ぜい肉を落とさないで、いきなり筋肉をつけると、「霜降り」状態になって、よくないそうだ。
 さて、では、日本人の反応はというと、家族は別にして、全体的な印象からいうと、「あ、そうですか」という反応が結果として多かった。「まあ、ぼくにあんまり関心ないのかな。仕方がないないけど、もっといろいろいってくれたらいいのになあ。」と思ってしまう。あるいは、こんなのもある。「ぜんぜん痩せてないじゃん。」これを言われるとすごく不愉快。やっぱ俺にぜんぜん関心ないんだよな。髪型や服装がかわった時、「あれ、ちょっと感じ、かわったね。」と言ってもらいたいのと同じで、じっさいちょっと痩せたら(でも7,8キロやせることがいかにしんどいか、やった人しかわからない)、「ああ、ちょっと痩せたね。どうしたの。」と言ってもらいたいもんだ。
 もちろん、そういう風に言ってくれた友達はいた。「いきなりやせたので、病気になったのかと思った。ほんと大丈夫?」この言葉はすごくうれしかった。自分もかくありたいと思う。

          ********
 さて、昨日の朝、あれから、す^ぱ^銭湯に行って、二時間びっちりがんばりました。たまった汚い水を出して、結果はなんと

    83.4

やりました!!!!!
 サウナのあととは言え、ここまで減らせるのがうれしいし、だんだん、最低の82.9にまでまず戻りつつあることがわかる。
 ここで、運動、走り込みをすれば完璧だ。
 風呂から出た後、回転寿司屋に行って、
まず生ビール、そして、
 平あじ、すずき、金目鯛、太刀魚、あなご、ばってら、みる貝、鉄火巻、はまち、かにをいただく。このチョイスが超へるしーですね。

 帰宅してすごく疲れたので、『教養主義の終焉』を読みながら昼寝して、夜は、ブリの子供のハマチの子供のイナダかワラサだったか、名前は忘れてしまったが、その刺身とご飯ときゅうりの酢の物、もずく、レタスと里芋とインゲンのサラダポン酢とごまドレッシングを食す。
 ベルギーのシメの白ビールと、赤ワインを半分くらい飲んだあと、人生ゲームを途中までやって、子供とともに人生を学んで、10時過ぎ就寝。
 7時50分起床。
 ご飯、焼き肉、豚と野菜のスープ、キムチ、韓国のりを朝食にいただく。

 今日は、こどもと自転車して、公園で遊んで、夕方に家族です^ぱ^銭湯に行く予定。
 今日こそ、自己最低記録を更新するぞ。

 まあ、要は、ぼくが自分の思う通りに身体をコントロールできるということが大事、「自律」、これですね。これが身体からにじみでていれば、人間としてかっこいいんだと思う。日韓仏のみなさん、観ていて下さい。次にお会いするときまで・・・・・。

(注)いまこれを書いていてしみじみ思うのは、「比較」には当然ある目的があるということだ。 

2003/10/17(金) 痩道文学仕様
雲間から後光のようにさす日の光にはにかみながら、鶴見川のほとりを、肩の皮がズルッといっぺんに剥けてしまいそうなほど重い黒のユニクロバッグとセゾンカードのポイントでもらったソフト・スーツケースを肩からおろして歩く。もう随分と秋めいてきたからか、水辺で遊ぶ鴨の動きはにぶく、ぼくの足取りにも似て、ぼくもひととき水辺の鴨ようにしばし立ち止まる。週の中で運動ができる数少ない機会だから、もっと速く歩かねば、と自分をかりたてても、荷物の重さとこの三か月の旅の密度がぼくの足を、あと少ししたら訪れる寒い冬の北風のように凍り付かせる。
 
 小田急線鶴川から徒歩15〜20分。川崎市麻生区を抜けて境の町田市側にある和光大学への道のりは遠い。
 今日も授業の前に遅い昼食をここでとる。

 関西風きつねうどん、250円
 切り干し大根    50円
 ほうれんそうのおひたし 50円
 鶏レバーの甘露煮  80円
 計         430円

 完璧だ。いつもと同じ。旭川塩ラーメンのフェアにちょっとだけ誘惑されたが、なんとか振り切って。
 
 帰りの駅までの道も、今日は十日ぶりに家に帰るかと思うと、非常勤を四つこなしたとは思えないほど、足取りは軽い。
 でも、ぼくは田舎者だから、町田駅の人込みは耐えられないんだよね。もちろん、田町もすごいけど。
 新横浜駅でまずごほうびのキリン一番搾り500ml、300円を飲み、ホームで悩みに悩んだ末、ワンカップ大関、かにカマ、辛口竹輪、470円を購入し、電車を待つ。
 最近心を入れ替えて、趣味の読書を復活させたので、ちょうど読みはじめていた、竹内洋『教養主義の没落』中公新書を開く。しかし、電車に乗り込むも、日本酒を飲み干してしまうと、一時間ほどいつものように寝てしまった。
 
   ********************

 そんなこんなで、夜10時過ぎには家にたどり着く。
 風呂に入って、軽い食事をとる。
 
 豚肉と野菜のスープ、きゅうりの酢の物、ほうれんそうのごま和え、大根の葉の浅漬け、キムチ、韓国のりをご飯と食し、十二時過ぎ就寝。

 朝、たまった疲れにも負けず、7時30分起床。
 パンにピーナッツクリーム、昨日のスープ。

 今日はこれからす^ぱ^銭湯に行く日。
 体重計に早くのってみたい。
 結果はまた明日。

* * * *

 凛とした透明な空気を胸いっぱい吸い込みながら、娘を送っていった道を自宅へとまたのぼり返す。彼女から手向けられた、さるすべりの切り枝の花香が陽光にゆっくりと溶け込んでいった。

2003/10/16(木) たんたんとした毎日
昨日、朝食を抜いてしまったぼくは、昼に山食で、また今日もカレーかなと思っていたところ、なんとこの日は「さんま定食450円)」があったので、おお、これはなんてヘルシーなんだとうと思って、それを注文した。やっぱ、いまの時期はさんまだな。
 でもちょっと量が少なくて、4時過ぎにはおなかが減ってきたので、駅に行く用事があったこともあり、(久しぶりにこのとき構内で地震を体験)、がんぎできつねそば360円をいただく。関西じゃこの「きつねそば」といういい方はちょっと変なんだよね。関西では関東の「きつねうどん」を「きつね」、「きつねそば」を「たぬき」と言っている。揚げ玉(天かす)はただだから関東でいう「たぬきうどん」や「たぬきそば」はない。「たぬき」はそばだから特に「たぬきうどん」というのは変。
 ぼくも関西に済んで二年八か月でようやく、その言い方の違いがわかってきた。最初はどっちがどっちかよくわからなかった。
 そういえば、弓山兄弟もがんぎのこと、B級グルメ日記で書いてたなあ。
 さて、そんなことで、きつねそばを食べて、ちょっと落ち着いたところで仕事を始めたのでしたが、まだ韓国の心地よい余韻が残っていて、なかなか身に入らず、友人からのメールが来てたのを思い出して、夕食の約束のメールを入れたりしてた。
 六時40分に仕事を切り上げ、麻布十番に向かう。ウエンディの前で待ち合わせ、結局また二日前の韓国料理店に行くことになった。
 レバ刺し、センマイ刺し、タン、マッコリ大かめ二杯、石焼きビビンバ、冷麺を二人でいただく。弓山兄弟に電話すると、「日記書くためにそんなとこ行ってんじゃないの。」と言われた。うーん、その通り!?
 そのあと、商店街のちょっと奥にある焼酎の店で、いも一杯、黒糖ニ杯を水菜のサラダといただく。
 十番からの帰り道、三田のファミリーマートでヘルシーそうな、ブロッコリーと卵のサンドイッチを買って、道々食べながら帰宅。大リーグを見ながら、井筒俊彦先生の『意識と本質』をちょっと読んで1時に寝ました。
 今日の朝は、六時半起床。昼食べられないので、ちゃんといつもの納豆定食370円を吉野家でいただきました。
 吉野家のトレイはどうして水色なんだろうとずっと考えながら、食べたけど、結局結論出ず。
 さあ、今日はまたこれから東京周遊の旅に出ます。いやあ疲れそう。でも仕事がつまっていて(ほんと)、ジムを休止しているぼくにとって、帝塚山へのランニングのほか、ハードに体動かすのは木曜日しかない。今日は十日ぶりに家に帰るので、重い荷物を二つもって、とくかく歩く、歩く、歩く。やっぱこれですね。
 おととい、後輩に餞別で鈴木大拙『日本的霊性』をあげたので、新たに生協で買い直したやつとさっきの井筒先生の本をはやく電車の中で読みたいな。
 最近、またすごく久しぶりに趣味が読書になりそう。ワークショップもいいけど、やっぱ活字だよな、なんでも。
 ということで、行ってきます。
 

2003/10/15(水) ワインの効用と新たな決意
 昨日、仕事を六時半で切り上げて、えび伴に行った。学部のときの後輩が明日から、二年間、エルサレムのヘブライ大学に留学するので、その壮行会をしに。壮行会といってもそいつとぼくと親爺さんの三人で別れと新しい出発を寿いて、飲むためだ。
 さやえんどうとシナチクと麩豆腐の煮付け、いちじくのサーモン巻き、枝豆、中トロと大トロとイカの刺身の三点盛り、最後にバゲットのガーリックトースト。最初はランソンのシャンパンからはじまって、八十何年かのスペインワイン、そして、九十年のボルドー赤、サンテステッフ、最後にエビスの生ビール。
 完璧だった。
 自爆テロがたえないイスラエルに行く彼と、まじでもう会えなくなるかもしれない。でも「ロマネコンティ飲まないで死ねるか」と言い放って店を出た彼はきっと無事で戻ってくるだろう。
 ワインは、ゆっくりとのどを通って、臓腑に染み渡る。日本酒もいいが、ワインもまたしばしの別れのときにはいい酒だ。
 ここのところ、週に一回、このワインと天ぷらの店、えび伴に行ってるが、フランスにいたときもそうだったけれど、アルコール成分は高いけど、ワインをたくさん飲んでもあまり太らない。あまり油を使わない比較的あっさりした料理といただくと、あまり「ダイエット」と大上段にふりかざさなくても、ある程度の効果は期待できる。もちろん、たまにはチーズとパンといただくのも、血栓を破壊してくれるのでよい。
 でも、えび伴のあと、三田界隈の居酒屋で焼酎一杯とサラダとレバ軽焼きをいただいたうえ、またご飯が食べたくなり、ローソンでうめしそと明太子のおにぎり、生茶一本を買って食してしまった。430円。
 12時半くらいに就寝したけど、やっぱ最近飲み過ぎだなあ、6時には起きれず、結局7時起きで仕事場に来た。朝食ぬき(これがいけないんだけど)。
 **********************

 7月19日から続いた、ぼくの夏の旅は昨日で終わった(あまり家にいられなくて、国内外をかけずりまわった)。これから本当の秋が来る。そんな感じ。
 ちょっと休肝日をとって、初心に帰ろうと思う。

 痩道をまた歩きはじめなければならない。
 

2003/10/14(火) 韓国、痩道の旅
 10月10日から昨日13日まで韓国・釜山に行っていました。いやあ、すごく充実した旅でした。もちろん痩道においても。
 10日はついてすぐ入所式を済ませた後、近くの韓国式料理屋で、プルコギと豆腐鍋を食べました。韓国に来た時の痩道のポイントは、たっぷりの野菜と肉をいただくことです。だいたい辛い料理だから、汗をたくさんかく。そこに野菜たっぷりのバランスのよい食事。これでかなりいけます。
 11日朝は、大学の前の食堂で、テンジャン鍋を食べました。2500ウオン(250円)。小皿の野菜も八皿くらいついて、この値段。日本との物価の差を考えても安い。緑の唐辛子が辛くてすごくよかった。
 11日昼は、学食で豚肉のスープ(名前を忘れた、どなたか教えて下さい:後日、韓国東西大学の学生さんから、「ガルビタン」だと教えていただきました。ありがとう)とご飯をいただく。2000ウオン。
 11日夜は、お世話になっている先生といっしょに、繁華街、西面(ソミョン)のちょっと高級な焼き肉屋に行く。幅10センチ、長さ20数センチある、骨付きカルビ(もちろんタレにつけてありません)が目玉。これを一枚ずつと、生中2杯、焼酎小瓶1本、仕上げに、冷麺/テンジャン鍋をいただいて、ふたりで50000ウオン。ここでも、ごまの葉やチシャに肉を巻いて、たっぷりの野菜をとることを心掛けた。このあとノレバンにいっていい運動をして、12時過ぎにかえりました。
 12日朝は、前日と同じ店で、同じテンジャン鍋をいただく。2500ウオン。
 このあと、ロッテホテルのサウナにいって、あかすり、スポーツマッサージを一時間。サウナに一時間半いく。これまで食べてきたことにちょっとだけ不安を覚えながら、とにかくたまった汚いものを出す。ここのサウナは110から120度で実に気持ちいい。5分はいって水風呂(7メートルもあって泳げます)、体重を計る、といつものリズムでいく。この前はかった時、85.75だったから、こんどはどうなっているか、また体重計に審判をあおがなくては行けない。
 すべての行程を終え、最後の計測に。

 84.5

やった。ほっとした。最高記録82.9とくらべると1.6のリバウンドにとどめることができた、というかだんだん、そこにもどりつつある。
 まあ、7月から出張ばかりで、不安定な生活してるからな。体重がふえてたまるか。
 
 ということで、午後、フィールドワークにむかう。海雲台(ヘウンデ)の海岸近くの市場で少し遅めの昼食。デジクッパという今まで食べたことのないものを薦められる。ただ、くせがあるので女性にはあまり好まれないそうだ。マッコリが飲めるデジクッパの食べれる食堂に入る。いかにも市場の中にある簡素なつくりの店だったけど、ちょっと高級そうな椅子のアンバランスさが実によかった。マッコリを飲みながら、デジクッパをまつ。日本語の音としては、「デジモン」とか「デジタル」を思い出させるので、おもしろい音。この料理の名前はきっと忘れないだろうな。
 さて、出てきたのは、煮豚ロースがばらけたのが浮かんでいるご飯入りスープ。そこに小エビの塩からとニラの辛みそ和えを加えていただく。
 あーあ、これはうまい。何がうまいかって、これは今のぼくにとっては禁断の味だった。なぜか?
 それは浮かんでいる煮豚が二郎の肉と同じ味がしたからだ。韓国にきて二郎テイストなものを食べられるとは思わなかった。もう八か月以上いっていない二郎。なんだか、うれしくて涙が出てきた。マッコリのいい感じでまわってきて、とても心地よい。
 こんどいったらまたデジクッパ食べよう。二郎断ちというぼくにとっては人生のなかで最も辛いことのひとつ、もっと具体的に言うなら、親や家族の死の次くらいにショックな修行が、もろくも崩れる。修行中のお坊さんが夜中かくれてスナックにいってる感じと同じかな。
 12日の夜は、ちょっと気分をかえようと、韓国の洋食を試してみた。ロッテホテルの地下一階のベネチアというイタリア料理屋で、生ハムとメロンの前菜。カルボナーラ、ペペロンチーノ、キャンティ・クラシコをいただく。最初と最後はよかったが、中のものについてはコメントをひかえたい。
 その後、学生の二次会に合流して、ちょっとビールをなめてから、おきまりのノレバンで今回の滞在の最後の夜を楽しむ。ノレバンの楽しみ方はいまの日本の学生の楽しみ方とちがっていて、すごくのりのりで、痩道の観点からは実にへるし。踊るから、飲んだものはかなり汗になって出ていく。サウナで流した汗を、マッコリとワインとビールで補充してしまったのがどんどん出ていく。最後に肩をくみながら「明日がある」を大合唱しておひらき。
 その後ぼくの部屋で学生と二時までマッコリを飲む。韓国に来たのにまだマッコリを飲んでなかったときいて、急きょ場を設けた。そのあと4時まで有志の悩みをきいて、就寝。
 8時起床。9時10分にバスで空港までおくっていただいた。朝食はたべられず、機内で軽い寿司をつまみ、帰国。
 ホテルで休んだ後、13日の夕食は麻布十番の某韓国料理やにいく。帰国しても韓国の余韻が鳴り響いていて、どうしても食べたくなった。この店はぼくがいったなかでもぴか一の店だ。
 生レバ、生センマイ、タン一皿、生中、マッコリ大かめ。これだけ食べて、さすが痩道をやっているので、もう食べたくなくなる。うーん、今日は何キロになっているのかなあ。ホテルに体重計がないので計れなかったことを残念に思うと同時に、ちょっとほっとしながら、12時40分に寝ました。
 8時起床。また日本でのいつもの日々が始まった。吉野家で納豆定食370円を食す。お茶を買って、大学へ。
 今日は夜、後輩がヘブライ大学に留学する壮行会がある。でも授業はびっちり。ちょっと休みたいよお。
 韓国、痩道の旅を終えて、ちょっとセンチメンタルになりながら。アイゴー!!!
 今日のお昼も新陳代謝がよくなる辛いもの食べて、痩道の国、韓国の思い出に浸ることにしよう。

2003/10/10(金) 痩道における時間とリズムについて
 木曜日は、非常勤の日なので、8時40分に大学を出る。白金までいって、明治学院でフランス語を二コマ教えて、昼休みの間に池袋の立教に移動する。前期は五反田の立正だったけど後期は昔住み慣れた池袋だ。本当に懐かしい。6年もいたからね。
 ただ、昼休み中の移動だから、残念なことに昼食をとることができない。痩道において、規則正しい食事というのは鉄則だ。掲示板で江島が書いてたけど、ダイエットとは食べないというのではなくて、適度な量の食事を規則正しくとり、栄養も欠如させることなく、新陳代謝と基礎代謝をあげることによって実現されるものだ。代謝のほうはもちろん適度な運動と発汗でしか得られない。
 だから、池袋駅についたときのなんとも言えない懐かしさや立教へいく途中コミックプラザによってマンガを物色する楽しさとがある半面、痩道にとっては問題があるのだ。
 まあ、とにかく、授業をおえて、次は小田急線鶴川の和光にむかう。新宿発15:01の急行にのりこむ。和光はとてもすばらしい大学だ。駅からキャンパスまで遠いのが難点だが、いまの時期は暑くなく田舎の心地よさを風いっぱいに感じながら歩くのは素敵だ。和光につくとなぜかほっとしてしまう。この和光の学食で遅めの昼食をいただくのだ。だいたい4時ちょっと前かな。
 和光の学食はたいへんこっていて、特にここがアジア研究が盛んということもあって、ベトナムやタイなどのアジア系料理のフェアをよくやっている。前期はベトナムカレーをよく食べた。
 昨日は、最近こっている関西風きつねうどん250円、切り干し大根50円、ほうれん草のおひたし50円、それから翌日が健康診断なので肝臓をいたわるために鶏レバーの甘露煮80円、計430円を食す。だしは関西にはまけるけど、なかなかいける。切り干しやおひたしを食べる毎に体がピュアになっていく感じがする。これはただの思い込みでもいいんだけど、いずれにしてもこのイメージをもつことが大切だ。
 6時前に授業を終えて、卒論の相談がある学生さんといっしょに歩いて駅まで行く。いまの学生もいろんなこと考えてんだなと共感して、下北(青森のイタコのいる下北半島じゃなくて、下北沢だけど、この日イタコとカミサマのビデオを見たのです)で別れて、ぼくは新宿までいって大江戸線で赤羽橋まで。研究室に戻って、ちょっと仕事をしたり翌日からの韓国出張の準備を
したりで、10時過ぎに研究室を出た。
 夕食は遅くなったのでとるのやめようかなと思ったんだけど、このへんのところは微妙なのだけど、少しとったほうが痩道に反しないんじゃないかと思って、ローソンでおかかおにぎり100円とシーチキンマヨネーズ100円(ほんとは太るからこれはやめたかったんだけど、これしかなかったので)、計200円を歩きながら食して帰宅。すぐ歯磨きして寝ました。
 ああ、明日の朝は検尿しなきゃ、でもお茶とか食事しちゃいけないんだよな。ああーーー、健康診断ってめんどい。 
 ということでもちろん、今日の朝は飯抜きです。
 うーん、体に悪いのにな。
 まあ、そんなことは忘れて、午後から韓国なので、もうウキウキです。
 韓国いってる間はこの痩道日記かけませんが、帰国してから空いたとこ書き込みますので、よろしくお願いします。
 では、行ってきます。

2003/10/09(木) 痩道における感情について
 昨日、あれから、8時半ごろまで仕事をして(主にHPの研究紹介を書いていた)、人恋しくなってまたえび伴(最近G4にしたので、古い「え」がでない、おやじさんごめんなさい)に行ってしまった。
 今日は兄弟たちと会いたかったし(緊急の用事があったから)、家族にも会いたかったけれど、だれとも会えなくて、今日は摂生してさっさと寝ようと思っていたのに、「人間、やっぱ夕食はたべなくちゃいけないしなあーー」と自分を納得させて、ふらっとえび伴に行ってしまったのだ。 
 この寂しさとか人恋しさという感情は、痩せたいという身体にとっては鬼門かもしれない。このごろ、やっとまともな人間になってきたのか、実に脆弱な(ぜいじゃくな、このことば高校時代からすきだったな。好きだった女の子がこの言葉好きだったから)面がよく出るようになった。人間、淋しいとこの「淋」という漢字のように、木のようにたちつくし涙するしかないんだよな。そうしてその状況を打開しようとして、食べたり飲んだりする。そうすると当然のことながら、太る(いやだねえ、この「太」という漢字は。みてるだけで太りそう)。もちろん、違う打開の仕方もある。たとえば、辛くなったら走る、とか。来週はこれ行ってみようかな。
 さて、昨晩は、いつものように、いぶりがっこ300円、シロみその煮込み600円、うだうだやってたらいつものガーリックトースト300円がでてきて終わり。でも昨日は、実にスピリチュアルだった。おやじさんもそう言ってた。「ぼくは鼻がきくのかなあ」って。カウンターから素敵なブルゴーニュ用のグラスをもってきて、ついでくれたのは、ロマネの86年だった。いやあ、やっぱり来て良かった。なかなかのめるもんじゃない。のどにすーっと落ちていく時間が長い。
 これで気分がすごくよくなったぼくは、来年度のゼミの計画もたてることができて、上機嫌で店を出た。今日は麻布ラーメンにはいくまいと思った。そしてなんと今日は前を素通りすることができた。でもそのあとちょっとローソンで立ち読みしようと思ったのがいけなかった。急にご飯がたべたくなり、おかか100円、しゃけ100円、ローソンのお茶120円をかって、道々食べながら帰宅。シャワーをあびて歯磨きしてすぐ寝た。
 でも、いくら気分がよくなったからと言って、淋しさは痩道の明らかな敵だ。この淋しさとどう仲良くなったいいんだろう。
 今朝もその淋しさを埋めるように、吉野家の納豆定食をかけこむぼくでした。

 
 痩道の道は険しい。

10月絵日記の続き


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