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2003/10/09(木)
痩道における感情について
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昨日、あれから、8時半ごろまで仕事をして(主にHPの研究紹介を書いていた)、人恋しくなってまたえび伴(最近G4にしたので、古い「え」がでない、おやじさんごめんなさい)に行ってしまった。 今日は兄弟たちと会いたかったし(緊急の用事があったから)、家族にも会いたかったけれど、だれとも会えなくて、今日は摂生してさっさと寝ようと思っていたのに、「人間、やっぱ夕食はたべなくちゃいけないしなあーー」と自分を納得させて、ふらっとえび伴に行ってしまったのだ。 この寂しさとか人恋しさという感情は、痩せたいという身体にとっては鬼門かもしれない。このごろ、やっとまともな人間になってきたのか、実に脆弱な(ぜいじゃくな、このことば高校時代からすきだったな。好きだった女の子がこの言葉好きだったから)面がよく出るようになった。人間、淋しいとこの「淋」という漢字のように、木のようにたちつくし涙するしかないんだよな。そうしてその状況を打開しようとして、食べたり飲んだりする。そうすると当然のことながら、太る(いやだねえ、この「太」という漢字は。みてるだけで太りそう)。もちろん、違う打開の仕方もある。たとえば、辛くなったら走る、とか。来週はこれ行ってみようかな。 さて、昨晩は、いつものように、いぶりがっこ300円、シロみその煮込み600円、うだうだやってたらいつものガーリックトースト300円がでてきて終わり。でも昨日は、実にスピリチュアルだった。おやじさんもそう言ってた。「ぼくは鼻がきくのかなあ」って。カウンターから素敵なブルゴーニュ用のグラスをもってきて、ついでくれたのは、ロマネの86年だった。いやあ、やっぱり来て良かった。なかなかのめるもんじゃない。のどにすーっと落ちていく時間が長い。 これで気分がすごくよくなったぼくは、来年度のゼミの計画もたてることができて、上機嫌で店を出た。今日は麻布ラーメンにはいくまいと思った。そしてなんと今日は前を素通りすることができた。でもそのあとちょっとローソンで立ち読みしようと思ったのがいけなかった。急にご飯がたべたくなり、おかか100円、しゃけ100円、ローソンのお茶120円をかって、道々食べながら帰宅。シャワーをあびて歯磨きしてすぐ寝た。 でも、いくら気分がよくなったからと言って、淋しさは痩道の明らかな敵だ。この淋しさとどう仲良くなったいいんだろう。 今朝もその淋しさを埋めるように、吉野家の納豆定食をかけこむぼくでした。
痩道の道は険しい。
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