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2004/05/02(日)
こども
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昨日始めてのおつかいを見た。
こどもの無邪気さ・純粋さに感動を覚えながらも腹立たしさを感じた。
というのも、最後の方に出てきたある家庭の話だ。
その家庭は、妊娠7ヶ月の奥さんがおり、父親は白血病になり、こどもの姿が見れないと医者に言われていたらしい。しかし、脅威の生命力で、こどもが産まれてからも2年間生き続けた。その二年間に父親はこどものために一生分の思い出を作ってやろうとずっと一緒にいたらしい。毎月撮っていた一枚一枚の写真がこどもの成長と同時に、白血病による影響で痩せてしまっている父親の姿を写していた。
はじめてのおつかいでは、こどもが5歳になっており、どこにいくにしてもお母さんと一緒で、撮影の日も2時間泣きじゃくったらしい、カメラマンも普通なら諦めるところだが、背景にこういう事情があるのを知っており、待機していた。どうも、こどもとしては「バイバイ」「さよなら」を言うともう戻ってこないと思っているらしい。父親が最後に残した言葉がトラウマになっており、だから母親とは離れたくないらしいのだ。
3時間粘ってようやくおつかいが開始されたが、始めは泣いていたこどもが終わる頃にはたくましく成長していた。
それを見て危なく泣きそうになったが、その時に、ふとテーブルの横にある写真を見て腹がたった。
その写真には桜をバックに、妹と3人のこどもの姿が写っている。
ここで書くのは初めてかもしれないが、妹の就職先が
親がいないこどもたちを預かる施設。
親が亡くなったとかは最近少なく、虐待や捨て子などで、預かるのが多いらしい。
0歳〜18歳までのこどもがすごしており、妹は乳幼児担当なので、年齢的にもはじめてのおつかいのこどもたちと大して変わりないレベルだ。
懸命に育てている親もいるし、もっと一緒に過ごしたくても、亡くなられた人もいる。どういう理由があるにしろ、こどもを捨てるという行為は許せないと思い腹が立ったのだ。 ちなみに妹の職場ネタでもう一個あるけど、それはまた次回にでもw
豆知識
「子供」 こうかくのは差別語らしいです。 どうも供の部分が駄目っぽい。最近では「こども」とひらがなで書くらしいです。
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