ロバート日記
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2006/08/23(水) 電気道・2
・ジャック
エレキギター/ベースも、ピックアップ付のアコギもこのパーツがなければ粗大ゴミ。
あ、アコギは生でも鳴るか。

とにかく電気的な「音の出口」、どれが欠けても音が出なくなる電気パーツですが、中でも重要な部品でっしゃろな。

この部品の一番の特徴は何といっても電気パーツの中では段トツに「酷使される」こと。
弾き終わった楽器にシールドを差しっぱなしでケースにしまう人、っていうのもなかなかいないと思いますが、アンプやDIを通す場合は(ほぼ)必ず抜き差しするわけですよ。

加えてステージで暴れん坊な人や、故意ではなくても楽器が動いてしまったり、といった場合、もれなくジャックに負担が掛かります。

そんな訳で、うちで受ける電気系統の修理でも「ジャック交換」は1、2を争う件数です。

ジャックもポット同様、アメリカ製を使うことが多く、アメリカ製のなかでも九割九分九厘ぐらいの割合でスイッチクラフト社のものを使ってます。

余談ながら、アメリカ製などのこういった電気パーツには一般向けの製品とは別に特殊な使用状況向けの高品質、高信頼のパーツが作られてます。
「特殊な使用状況」ってのは早い話が軍隊、航空宇宙産業で使われるもの。
やはり軍事大国、航空宇宙産業大国のアメリカやロシアはこの手の部品が多く、旧ソ連や東欧圏の真空管やら「NASA御用達」みたいなキャッチで男心を掴んで離さない一連の商品やらは有名。

で、もれなくスイッチクラフトのジャックにも軍用規格のものがあり、割りと入手もしやすいです。
それは通常のものより板材が厚く、非常に重厚。

戦争用に作られたものと考えると癪だが、純粋に部品としてはやはり優れているので「兵器を平和利用するのだ」というつもりでこの場を借りてお薦めします。

まあ一般向けのスイッチクラフト社のジャックもCTS製ポット同様、耐久性の面ではなかなか優れているので、チープな韓国製ジャックがついているギターなどはトラブル予防的な意味でも交換をお薦めします。

また、ジャックが調子悪いな、と思ったらとりあえず接点復活剤などでクリーニングしてみてくださいね(逆効果なのでかけすぎには注意)。
単純に接点が曇ってるだけの場合はほぼ完治するし、重傷の場合でも1ステージ程度の急場なら意外にしのげるもんです。
それでもガリガリいうようならさっさと交換しましょ。
ジャックは電気パーツの中では一番の「消耗品」です。
たいして高い部品でもないし、それをケチってライブ一本台無しにするようなことになったら元も子もないしね。


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