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2006/08/10(木)
カーステで聴く・その1「ランディ・ローズ」
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そんなこんなで帰ってきた愛車ビュイックには、別にカーステの音質なんてどうでもいいのに車屋がいやに奨めるので、そして確かに安かったので、ツイーターを付けてみました。
そんなもんよりプラグとかパッド替えて、って頼んだのに‥ブツブツ。
まあ、確かに音は良くなりましたけどぉ。
では、オジー・オズボーン「トリビュート」を聴きましょう。 リマスター盤ではなく、中学の頃に買った旧盤です。
愛車に搭載のAC・Derco製のアホほど効くイコライザーをいろいろいじってみましょう。
ランディ愛用のMXRディストーション+のレンジの狭さからでしょうか、かなりハイ寄りの歪みです。 アンプもマーシャルのスーパーリード100や1987、せいぜい当時最新鋭のJCMー800あたりでしょう。 それもあってイコライザーの高域をいじるにはミクロ単位の繊細さが要求されまっせ。 なんせアホほど効きますからね、イコライザー。
オジー自身認めるほど音の悪い盤なので多少は目をつぶりますが、正直なところこのアルバムのランディ・ローズのギターサウンドはあまり好みではないかも。
バンドの音に埋もれがちなところを高域を強調させることで補っている感じで、いわゆる「耳に痛い」音。 やはりクラシックギター出身ということでエレクトリックの音作りには無頓着なところがあったのでしょうか? ※あくまでこのアルバムの話です。
ただ、それを補って余りある演奏技術はやはり凄まじい。 若死にするのもやむを得ない、と思わせるなにかがあります。
サウンドも、後半になるとかなり中域が出るようになり、「ノーボーンミュージック」のバッキングなどでは最高のロックンロールサウンドを堪能できます。
録音状態や当時の機材状況も影響してるかと思いますが、やや音質に不満の残る内容です。 が、ランディ・ローズという不世出のギタリストの演奏を堪能するには、スタジオ盤よりもこのアルバムの方が「狂気」、「輝き」といったものを感じられて良いかと。
余談ですが私はこのアルバムを最初に買ったため、スタジオバージョンの内容にはいまだに違和感があります。 高校一年の夏休みはとにかくこのアルバムをコピーすることに明け暮れていました。 非常に思い出深い一枚。
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