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2006/06/14(水)
音楽が聴きたい
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神奈川県民なので、自宅近くのラーメン屋はおしなべていわゆる「家系」。 「かけい」じゃないよ「いえけい」だよん。
ガンジスの濁流のような混濁油汁に太麺、というやつ。 たまには摩周湖のように澄み切ったスープの昔ながら(昔といっても子供の頃はほとんどこのタイプだったにゃー)の支那ソバ喰いてぇ〜、とか思ってもつい家系ラーメン屋から漂う屠殺場のような好いかほりに誘われてガンジスの濁流汁を飲んでしまうんだにょ。 「脂肪肝」「高血圧」「脳卒中」、そんな3文字言葉ばかりを思い浮かべながら。
今日は並み居る近所の家系ラーメン屋の中でもとりわけ凶悪な廃油汁を味わえる店に入ってしまったにょほほ。
注文終えて待ってると、店内の騒がしさを縫ってかすかに聞こえるBGMで実に懐かしい曲が流れた。
「おお、BOSTONだ…!」
一聴してそれとわかるトム・シュルツの奏でる印象的なギターハーモニーが、湯切りの音の間から流れてきた。
が!
にょにょにゃにょ〜ん…!!??(@_@;)
かすかに聞こえる歌声は女性Vo、しかも日本語。
一瞬で状況を悟ったにゃ。
パ ク り ・ ・ ・
追い打ちをかけるように次の曲。
「お、俺の心底愛するU2だ!」
ディレイ、リヴァーブを駆使したプロデュースド・バイ・ブライアンイーノ印のエッジ様の幻想的なマジカルサウンド…!
…聞こえてきたのはお化粧バンドお得意、そして共通の酔っ払いのヘドのようなしゃくりあげボーカル。
パ ク り ・ ・ ・ ( ̄□ ̄;)!!
とどめ。
「こいつらは好きじゃないんだけど…でもまさかな。」
「三度目の正直」という言葉にすがりたかったが、「二度あることは三度ある」という言葉に「仏の顔も三度まで」という心境にさせられた。
一世を風靡したクランベリーズの特徴的な唱法、メロディ。 歌詞が日本語に聞こえるのは何故だろう。
パ ク り ・ ・ ・ (゜_゜)
もうどうしたらいいんだろう。
「似てる」じゃ済まないレベルなんだな。
こういうの「音楽」って呼んでいいんでしょうか。 こういうの作る人を「音楽家」と呼べるんでしょうか。
「模造品」を作る「贋作者」、あるいは「類似商品」を販売する「バッタ屋」、といったほうが職業名として適当だと思うんですが、どうでしょうか。
レコード会社の月給取りが作る「商品」や「知的所有権侵害者(と書いて“アーティスト”と読む)」が作る(と書いて“パクる”と読む)「贋作」とかはもう聴きたくないんだわ。
「音楽家」が作る「音楽」を、心底聴きたい。
ラーメンの味もわからなかったよ。
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