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2005/11/17(木)
ジョージハリスンは冬のかほり
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俺がスライドギターを弾いているのはひとえに中学時代にビートルズのコピーをしたからであって、いかんせんこの人が大好きなんです。
好き、とかそういう感情は抱き続けているともはや違う感情になっていくのであって、例えば「親が鬱陶しい」というのは近いかな。 でも、根底にある「好き」という感情はずっと変わらないのであって、例えば親が死んだらやはり悲しいだろう。 一般論ね。
ジョージハリスンが死んだ時、いや正確には不治の病(ガン)で余命いくばくもない、と聞いた時は本当に我が身のことのように悲しかった。 同級生と連れ立ってビートルズ来日以来数十年振りの来日公演を観にいったことや、スライドと知らず必死で指弾きでコピーしたことなど思い出したりしつつ、「ついにこの日が来たのか」みたいな達観した自分もいたり、人が死ぬということを実にリアルに感じたのだ。
ジョージハリスンが死んでもうすぐ4年だ。
初めてビートルズを聴いたのも、ギターを弾き始めたのも、ジョージを観にいったのも、アルバムを買ったのも、好きな娘にジョージのアルバムをプレゼントしたのも、ジョージが死んだのも、全部冬なんですよ。 俺の中でジョージハリスンの音楽は冬のイメージなんですよ。
ジョージがもう手の施しようがなく自宅療養に入った、と聞いたのは真夏真っ盛りでしかも海岸をドライブしてる時だったから余計信じられなかった。
ラスト・アルバムの1曲目、イントロの2まわし目から入ってくるスライドギターがいまだにどうやって弾いているのかわからない(9小節目の3〜4拍目)。
うーん、なんか真面目な文章だなぁ。
たまにこういうの書きたくなるんだよな。
今日は電話機を買いました。
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