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2004/07/08(木)
目が疲れる
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仕事では楽器の修理や調整をやったりするんだけど、古い楽器だと、もはや「修理や調整」といったレベルを越えて「修復や復元」といったほうがいいな、ってのもたまにあるのです。
元の色の上に、素人仕事で別の色を塗られておぞましい姿になってしまった'60年代のプレシジョンベース。
元の色まで剥がしてしまわぬよう細心の注意をはらって、歯医者が使うような精密ルーターでもって上塗りされた塗料を削っていくのだ。
ブィィィィィン‥。
子供のころ、テレビで法隆寺だったか正倉院だったかの壁画だかなんか(はっきりせんですまぬな)の修復をするドキュメンタリーを見て、 「ほほう、世の中にはこんな仕事もあるんか。面白そうやないか(何故か関西弁)」 なんて思っていたが、似たようなことしてるなぁ、なんて思ったり、思わなかったり。
ブィィィィィン‥。
すこぶる目が疲れました。
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