|
2006/09/20(水)
感謝の心〜農人形
|
|
|
「朝な夕な 飯くうごとに忘れじな 恵まぬ民に恵るる身は」 第9代水戸藩主・徳川斉昭(1800〜1860)は、農民の労に感謝する心を忘れないようにと、お膳の角に乗る位の小さな青銅の農民像を作らせ、毎食膳に、人形が抱え持つ笠のなかに一箸の飯を供えたという。 そのご飯粒を干飯にして集めたもから水戸城の吉原と言うお女中が作ったものが現在水戸の名物になっている「吉原殿中」という御菓子の由来だそうです。 食べものに感謝する心は何故大切なのか?それこそが、私たちの食料危機を救う原動力になるからだと思いました。
◆水戸の民芸品として今に伝えられる「農人形」。 簑(みの)を着て、あぐらをかいた農民が、手にした鎌を肩にかけ、ひざの上にすげ笠をあおむけに乗せ、傍らにはわらの束を置いている。
|
|
|
|