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2004/07/25(日)
スペイン人と富士山
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今日は朝からパパちゃんと河口湖へと向かう。
昨日山梨に着いたスペイン人のTania達が泊まっている宿を目指す。
どこでどう見つけたのか分からないが、決して駅からは近くない
でも雰囲気はとてもよさそうな宿に到着。
宿の人に「ココに外国人が・・??」と聞くと「あ、はいはい」
と案内してくれた。約束の時間なのに、降りてくる気配がない。
「直接言ってください、私、言葉が分からなくて・・・」
と部屋まで案内される。ノックしてしばらく待つが応答なし。
「どこか出かけたんでしょうかねぇ?」
「さぁ、でもさっきはバタバタ(洗面所で)やってましたよ」
しょうがないので、車に戻ると、外に彼女らはいた。
「Hola〜」とあいさつ。恒例の2回キッスの挨拶。懐かしい。
父を紹介し、まずは富士山の五合目まで行く事にした。
昨日の夜についたので、まだ富士山を見ていないという。
あいにく、今日は雲が厚くどこにあるのかすら分からない有様。
でも近くまで行けば雲もはれることがある、という宿の人の話で出かける。
行く車の中で、友達のDavidのことや、お互いの仕事のこと
また日本についての感想など色々と話す。
TaniaとLauraは英語が出来る。Taniaは先生で2ヶ月も夏休みなんだそうだ。
Lauraは貿易関係の勉強をしている学生で、インターンシップで働いているらしい。
それでも夏休みは1ヶ月。日本の現状を説明したら「死んでしまう」と言われた。
他にテレサ。後、名前が。分からない。
なかなかに楽しそうな四人組。
しかも日本についてかなり詳しく、また好奇心いっぱいなのには驚いた。
富士山まではやはりシーズンで渋滞。でも何とか五合目の駐車場までたどり着き
そこから歩いて神社へお参り。お参りの仕方を教えて
おみくじを引く。なんと英語版があった。
おみくじとかってものすごく好き、らしい。
写真を撮り、何とか雲の切れ間から富士山を眺め
次の目的地へ。
スペインでは昼は2時に食べる、らしい。
そして夜は10時だ。夕飯が遅いのは知っていたけど。
学校の給食でも2時間の昼休みがあるスペイン。羨ましい。
でもパパちゃんの腹時計は日本式なので、普通に昼ごはんになる。
初めて食べるうどんと蕎麦。
日本に来て5日にもなるのに未だに日本色らしい物にはチャレンジしていないという。
唯一食べたのはジンジャーポークとフライドフィッシュと言っていた。
吉田はうどんで有名。特に美味しくて雰囲気の良いところに入る。
彼女らは感激。天ざるうどんを注文。
うどんの歯ごたえに戸惑いつつも、かなりおいしいと完食。
天ぷらも気に入ったようだ。蕎麦も食べて、皆で楽しむ。
箸の使い方も教えた。皆頑張って使って食べていた。
食後、忍野村に出かけ、水車小屋で蕎麦の実を触り、食べる。
英語で「蕎麦」を説明するのに困っていたから、助かった。
彼女たちは村を見たいと言っていたのだけれど、その村は白川郷のようなイメージだったようで、観光化された忍野村は少し違ったようだ。
でも昔の民家を見学、鯉にもえさを与え大興奮。
そのまま山中湖に出かける。
ここも観光化されていてイメージとは違ったらしい。
彼女たちの見たい日本というのが、いかにも日本と言うか
その知識力と好奇心の強さにビックリ。
最後に浅間神社をお参りする。
ココでは入り口の狛犬の「阿・吽」を説明させられたり
なぜ神社は赤い色(鳥居)なのかとか
神社とお寺の違いが最高のミステリーだったらしく
でも歴史で神仏融合なんてことも知ってたり、こっちがタジタジするくらい。
そんな説明をするのだから私も難しくて詰まってしまったりしたけど
私にとってもとても勉強になったりした。
こういう雑学、本で読んでてよかったと痛感。
知らなかった、では彼女らもがっかりでしょうし、こちらも恥ずかしい。
宿に無事送り届け
30日に宿泊する予定の高野山(この辺も趣味が違う)に連絡して予約をし
大喜びする彼女らとお別れした。
別れも2回のキッス。さすがにパパちゃんにはしても良いのかどうか聞かれて
パパちゃんは嬉しいけど困るだろうから、握手で良いよ、と。
握手でお別れ。
帰りにパパちゃんをねぎらってお寿司を食べる。
久々に1日中英語の日で、嬉しかったけど、ちょっと疲れた。
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