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2005/08/05(金) 日記
17時ピッタリにココを駆け出すことさえ忘れていた正午。
思い出して気を引き締める。
「12:30に帰りたい人〜」
一瞬神様の声に聞こえたが、違った。現実だ。

13時
予想外に早い帰宅で、これから始まる一部秘密の旅の準備を
念入りに行ったり、昼寝を試みたり、焦る気持ちを抑えてわざとゆっくり行動してみる。
予定より早い電車に乗って、東京駅でゆとりを持とうと思った。

18時
さっき作った玄米おにぎり弁当の匂いがする。
荷物はあまり重くない。
今から私はヒロシマへ行く。



東京駅着。19番線に向かう。
割と急に泊めてもらうことになった彼女に東京みやげを選ぼうと
友だちに彼女の好き嫌い情報を求めるが、彼女は知らない。
そしてお酒を飲んでいる。
しかたなく、ホームのベンチで水を飲む。
そしてそのまま、列車の掃除を手早く行う様子を眺めながら夕食。
シートはあっというまにすべて反対向きになってしまった。

19時50分
東京駅発。
この時わたしはただ広島やヒロシマのことを考えている。
これから起こる車内での出来事や人との出会いのことなんて
まったく予想をしていない。
右の窓際の指定席で落ち着き、ケータイを眺める。

左隣の席に指定されていたのは、中年男性。
ビール500缶とおつまみを持参して、
席に着くなりシャキっと音を立ててビールを開け、のどに流す音も立てている。
けっこうなことだ。そしてどうぞお早めにお眠りください。

彼は眠らなかった。私も眠れない。
なぜなら、彼がつけているイヤホンから流れているらしい
ジャンルの不明な音楽にあわせて、彼が拍子をとっているからだ。
彼が足でそれをすると、座席が揺れる。
時々右手こぶしをあげ、自分によっているのかお酒に酔っているのか。
きっと両方だろう。

とにかくうるさいオジサンだ。
そして周囲の視線にまったく気づくことはない。
ある意味平和なオジサンだ。

私は数名とメールのやり取りをしている。
そのおかげでなんとか行きの新幹線を過ごすことができた。
それから、とある報告集で予習も行う。村上春樹の「カンガルー日和」を読んで、睡魔が襲う・・・

ハッと目覚めると左の額カンガルーの赤ちゃんの頭!!
と思ったらオジサンのこぶし。。。

お願いだからもうやめてください。
言ってみることはできるが、相手はお酒を飲んでることもあり、
もし私の抗議に対してなにかおかしな気を起こされたらめんどうなので我慢した。
このあたりが大人になったなぁ、と自分で思う。

23時56分
広島駅着
小説が一つ書けそうなくらいの約4時間の車内での出来事。
そんなことをサッと消してくれたのは彼女の笑顔。
電話をしながら、こちらに手を振っている。

彼女とはたくさんの会話をする。
なんだかやっと話せた感じだ。
彼女はとてもいいこだと思った。
正直、こんなに話すとは思わなかった。
よかった。

旅の始まりはいい感じだ。


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