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2005/07/31(日)
自由な小道と自由な場所
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彼女は安らかに眠っている。 こんなに素敵な場所で。 わたしは行く途中、車窓から景色を眺め、 目的をすっかり忘れて笑みをこぼしていた。
でもきっと、彼女は許してくれるよ。 風に揺らめく稲穂は太陽の光でキラキラしながら そう言ってくれた。
彼女にやっと会える。 彼女に話しかけた。 「はじめまして。お話したかったです。」 わたしは幸せだ。 なんとなく涙が出そうになるのを、他の事を考えて止める。
彼らはそんなわたしにまったく気づいていない。
その場所と小道は、 どんな観光地より、わたしの記憶に残って、 いつまでもキラキラしているだろう。
<本日のテーマ曲>夏の憧憬 by ジャパハリネット
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