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2005/04/30(土)
朝の冷たい風と昼のあたたかい風
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庭に出るともうそこにいたくなくて、 目をつぶって通り過ぎ、自転車を走らせる…
ハナミズキがきれいで、少し落ち着く。 この自転車の色が黒じゃなくて良かった。 赤色がまぶしくて、またひとつ落ち着く。 水の流れる音は生きる力を与えようとしているのか。
とにかく早く抜け出そう。
彼女はそんなわたしをすっかり穴から抜け出してくれた。 なんてことだろう。 それに気づいた時、わたしは彼女を抱きしめたかった。 でも決して彼女はそれを喜ばない。 もう少し、あと少し…
そんなことを考えられているのは、 地上に這い上がれたどころか、木登りまで始めているということに変わりない。
ありがとう。 と心の中で言う。
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