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2005/01/08(土)
魔人大ウルトラマジパニック2
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まず一番にチョビのところへいき、「大丈夫??」と頭を撫でてあげると、申し訳なさそうに耳を広げて上目遣いに魔人を見つめます。「いいのよいいのよ。大丈夫だからね」となぐさめ、次に病院に持っていく用のサンプルウ○チと血のかたまり(粘液状でした)を採取。サランラップに別々にくるみ、ジップロックに入れて保管。そしてバスタブから床まで大急ぎで掃除しました。それをじーっと見ているチョビでしたが、疲れたのか、それともお腹から全て出したのでほっとしたのか何なのか、横倒しになってぐーぐー眠りはじめました。じーっと見ていると安らかな顔をしている。前日の夜は丸くなって具合が悪そうだったけど、今日のほうがマシに見えるのはやっぱりすっきりしたのかなあ、なんて考えながらも手は震えていました。だって本当にすごい血だったんだもの……。 それから思いついて血を掃除するまえに、デジカメで写真をとりました。だってドクターにどのぐらい下血したか見せないとわかってもらえないかもしれない、って思ったんです。しかもご丁寧にマッチ箱を血の横において、サイズがよりわかるようにして数枚写真をとりました。これは後にドクターにバカ受け。「いやー。こんなの初めて見たよー。キミは素晴らしいお母さんでしかも芸術家だねーはっはっっはっはは!」と大笑いされました。アンタ、笑ってる場合とちゃいまっせ……と内心思っていましたが、さすがにそれは言いませんでしたがね。挙げ句の果てに「でもこの床板はノーマルサイズの12インチX12インチでしょ。マッチ箱を置かなくてもサイズはよくわかるよねーはっはっはっはっは!」とこの世で一番脳天気な獣医にさらに大笑いされたし。 と、まあそれはともかく、あまりのことにパニクった魔人。思わず日本の母に電話してしまいました。魔人母もびっくり仰天。 「チョビちゃん……もうオバンだもんねえ……」 そうなんです。チョビちゃんももうじき人間でいうと70歳のご高齢。若く見えるらしく、道端の愛犬家たちには「何歳?」ときかれ「9(ナイン)」とこたえると「まあー9ヶ月の子犬ちゃんなのねー」とよく言われる。アンタ……こんな巨大な9ヶ月のハスキーがおるわけないでっしゃろが……。 でももうチョビも70歳。よく考えたら家の中であまりに過激な追いかけっこやかくれんぼをすると、心臓マヒをおこしかねない年令なのだ……。
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