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2005/01/18(火)
魔人ウルトラマジパニック4
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診察室に入ると、大きな男性医師がにこにこと待ちかまえていました。チョビを見るなり「オー。美人さんだねえー……女の子だよね?」と魔人には目もくれず、チョビのくちばしをつかみながら話しかける。 「女の子です」とチョビのかわりに返事する魔人。 「で?今日は何があったの?」 「先週一週間すごく食欲がなくて、ゲリしたり調子が悪かったんですが、今朝大量に下血して……。ウ○チサンプルと写真を持ってきました」 「しゃ、写真!」 「はあ……下血の量がわかるようにと思って……」 「ほうほおおー。そりゃすごい!そんなことした人初めて見たよ〜!キミ、仕事はなに?え?グラフィックデザイナー?オーそうかそれで写真をとったわけだ。なーるほどー。オオーマッチ箱まで横に置いてあるね!こりゃ素晴らしい!サイズがよくわかるようにしたってことかー。なーるほどなるほどー。素晴らしいね。いやこりゃ素晴らしいよわっはっっはっはっっはっはあ」 ……おっさん。素晴らしいのはわかったから早く私の犬を診察してくれよ。な? カメラを片手にはしゃぎまくるオヤジドクター。なんかしらんけど朝からすごくハイパー。不安そうな魔人を励まそうと思ってるのかもしれんけど、さらに不安が増すばかり。 「よしよし。んじゃキミのカワイーい歯をちょっと見せてくれるかな?ん?」 猫なで声でチョビのくちばしを開くドクター。 いやんいやん、という感じで少し顔をふって抵抗したけれど、大人しく歯を見せているチョビ。下血と歯の関係はよくわからんけど。 お腹をぐいぐいぐいいーっともんだり、聴診器をオムネのところにあてたり、あれこれした後に 「じゃ、これから採血して検査するからね。結果によっては静脈点滴のために2−3日入院することになるかもしれないけど」 ゲー!!!!Σ(`Д´;) にゅ、にゅ、入院!! 何を隠そう、チョビは子犬の時、ペットショップから家に来て3日目にお腹を壊して死にそうになり、1日入院したことがあるんだけど、この時かかった費用が1000ドル。 こんな巨大な犬が2−3日入院したらアンタ……(iдi)
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