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2003/08/18(月)
愛犬の死
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昨日、実家に帰ったついでに髪を切ってきました。 学生時代から通っていた美容室で6年振りの再会でした。 そこは従業員がいなくて、母と同じ歳ぐらいの女性が一人で切り盛りされています。 その女性は未婚者なので、子供同然でマルチーズ犬を1匹飼っておられました。 お店に入るとその犬(ひかりちゃんと言います)が吠えて出迎えてくれるマスコットのような存在でした。 でも昨日はお店にいなかったので尋ねてみると、「4年前に亡くなった」と言われました。 異変に気付いて病院に連れて行った時「ご飯を食べてるなら大丈夫だ」と診察もせず帰されて、 その晩、原因不明のまま亡くなったそうです。 今はその動物病院も潰れたのですが「私は一生恨む」と言っておられました。 私もこの話を聞いて腹が立ちました。 これが人間だったら、世間はきっと大騒ぎするでしょう。 動物だって生き物だという事を忘れてる人が本当に多いと思います。 ひかりちゃんとは10年半生活を共にされていたらしく、 亡くなった後1年は自分でも分かるぐらいの鬱に陥ったらしいのです。 でもそんな時弟に「ひかりはそれが持って生まれた寿命だった」と言われて、初めてふっきれたそうです。 今では姿は見えないけど心の中で生き続けてると、涙ぐみながら話してくれました。 私もいつかギガと離れる時が来るんですよね…。 猫はもっと長生きする分、思い出も増えます。 ギガがこの世にいなくなった時、素直にその現実を受け止められるのか心配です。 その人は最後にこう言いました。 「私の息子はあの子しかいない。だからもう動物は飼わない」と。
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