Chieko's Diary
智恵子のきまぐれ絵日記
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2003年10月
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2003/10/11(土) たった一度の抵抗
昨日の続きなんですが、たった一度だけ親に泣きながら抗議した事があります。
私がまだ高校生だった頃、弟は中学生でした。
当時、電車で隣町へ遊びに行く事さえも禁じられていました。
でも男の子って遊びたい真っ盛りですよね。弟は親に内緒で遊びに行ったんです。
その時どうしても欲しい鏡があったらしいのですが、帰りの電車賃がなくなります。
350円のその鏡をどうしたかと言うと、盗んでしまったのです…。
でもお店を出る時、補導されて実家にも当然電話がかかってきました。
それを聞いた父は鬼のような形相になり、弟の上に馬乗りになって顔の原形がなくなるぐらい殴りました。
私は涙をこらえている弟が可哀相で仕方ありませんでした。
我慢出来ず「何でも話せる家庭ならこんな事にはならなかった」と抗議しました。
弟のした事は確かに悪い事です。
しかし、弟一人を責めるのは、あまりにも理不尽だと思ったのです。
まぁ、そのあと私も父に殴られて耳の血管が切れてしまい、二週間近く病院に通いました。
あの時とった親の行動は今でも許せません。
どうしてこういう事態になってしまったのかを考えもせず、気に入らなければ殴る。
これでは問題は一向に解決しません。
こういう話は胸にしまっておかなければいけないのでしょうが、孤独を感じている人がこの日記に辿り着いた時
「一人じゃないんだ」と少しでも希望を持つ事が出来たらと思い書く決心をしました。
もっと厳しい話もたくさんあります。
それもおいおい話していきたいと思っています。
歌と同様、そういう人達のよき理解者になる事が出来れば幸いです。


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