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2004/08/22(日)
自己嫌悪のかたまり
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この夏休み・・私には またしてもピアノの課題曲が2曲与えられていた。
確かに娘のピアノの先生は 講師以上の実力があると思う。家から近いからという理由でお願いしたのだが、実際「ピアノ教室の先生」ではもったいないと思うし、本人も今でもきっとピアニストになりたいという気持ちを捨てていないのだろう。音楽に対してすごく一生懸命で、妥協していない姿勢は立派だと思うけれど、時々「???」と思う事がある。 例えばこの8月・・先生は「音楽の巨匠と言われているザルツブルグの○○に(長い名前で忘れてしまった・・)レッスンを受けに行く事に決めました。私にとって一生に一度のチャンスです。8月いっぱいは皆さんのレッスンはお休みです。 コンクールの課題曲を2曲決めましたので、夏休み中に弾けるようにしておいてください。」 という一方的なお手紙を残して旅立ってしまった。
コンクール・・・練習は大変だし、出るためには電車を乗り継いで「先生の先生」という人のレッスンまで受けなくてはならない。先月ようやく発表会が終わったばかりでほっとしていたところだったので、「考えさせて欲しい」とお願いした。しかし課題曲は与えられてしまった。一方 娘は型にはまった練習が嫌いだ。習わせてみて初めて分かったのだけれど、彼女は好き勝手に自分で曲を作ったり、耳で聞いた音をピアノに載せたりするのは好きだが、音符を読んで地道に曲をこなしていくというタイプではない。
それなのに私が 一から十まで教えなくてはならない・・って言うか、そんなことが可能なら元から私が教えてる。 一体、何の為に高い月謝を払っているのだ?全てマル投げで、 楽譜だけ渡して「じゃあ、弾けるようにして置いてください」とは何事だ!!
お陰で私と娘の親子関係にはミシミシとヒビが入ってしまったではないか!!“(`(エ)´)ノ彡☆ プンプン!! 毎日 毎日、「練習しなさい!!」と言うのも疲れた・・。言いたくないし、言われる辛さも充分に分かっているつもりだ。そして、何より ピアノを弾く娘に以前のような笑顔がなくなってしまったのが悲しい。背中を丸めてしょんぼりピアノに向かっている娘は昔の私そのものではないか・・。
こんなはずではなかった。特別に上手くならなくても良かったのに・・有名な曲が弾けるようにならなくても良かったのに・・どうして「お稽古事」にしてしまったのだろう・・。本人がどう言おうと「ピアノはもう少し考えてからね。」と 言い聞かせれば良かった。あのまま自由に弾いていたら、今でもピアノに向かう娘は笑顔だったのではないか。 子供のいいところをダメにしてしまったようで、私はどうしようもなく激しく自己嫌悪だ。 ( ̄_ ̄|||) どよ〜ん
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