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2004/07/28(水)
季節の味(真夏編)
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ついこの前まで、体調が悪くて「ひきこもり状態」だった私。
元気になって、まず「食べたい!!」と思ったのが子供の頃から夏になると週に3回は必ず食卓にあった「茄子の油味噌」(我が家ではこう呼んでいたが、家庭料理なので、正式な料理ではない・・。)
父は料理が好きだ。(10年前に胃の手術を受けるまではしょっちゅう台所に立っていた。)夏になるとナスと玉ねぎとニンジンをバンバン切り、みょうがとシソをザクザクきざみ、油で豪快に炒める。味付けは豆板醤と味噌、顆粒ダシ、そして水だけ。 この料理はいつも父が担当していた。今考えると畑で摂れたてのナスを使い、庭でむしってきたシソをザブザブと洗って作るなんて、最高の贅沢だった。山ほどたくさんの野菜と母が作った味噌、そしてピリッと辛い豆板醤で味付けしたこのおかずがあると うだるような夏の暑さも頑張れたような気がする。
娘たちは「みょうがはイヤだ」 ことの「シソが嫌いだ」 ことの色々言う。でもこの取り合わせは変えない。辛さも具材も子供向けにはアレンジしない。何故ならこれが「我が家の味」だから。父が教えてくれた「真夏の味」だから。 春夏秋冬、「この季節には○○が食卓にあったな〜」と、いつか今の私のように懐かしく思い出して欲しい。
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