Chakoのきまぐれ日記帳
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2003/06/08(日) ちょんまげ クェート人
ビールが美味しい季節になった。
私自身はあまりお酒が飲めない。でも知り合いはなぜか酒豪が多い。

たった1度だけ、仕事で(当たり前か・・)中近東の「クェート」というところに行った事がある。世界にはいろんな宗教があって、それぞれに厳しい決まりがある事が多い。ヒンズー教は絶対に牛を食べてはいけないし、モスレム教は豚を食べてはならない。そんな中でクェートは、お酒を飲む事が許されない国だ。当時その路線は飛行機が1週間に1度しか飛ばなかったので、7日間ずっと、そこに滞在する事になる。

何しろ仕事が不規則だから、毎日が時差との闘いだ。眠るためにありとあらゆる努力をする。
だからお酒が飲める体質の人はどんどん強くなる。
飛行機を降りる時、先輩からミニチュアボトルのお酒を何本か渡された。
「これ、ノルマ。みんなで少しづつ、こっそり持ってくからね。」

税関を通るとき、ドキドキした。
でも、相手(税関の係員)も慣れたものだ。そんな行動はお見通し・・・
ニヤッと笑い、片目をつぶって「ウィスキー?」と小声で聞いた。「ハ、ハイッ・・すいません。ほんの出来心で・・・。」
彼は半分没収すると再びニヤッと笑って、そのまま通してくれた。    「・・・こ、これは・・・!」

頭の中でクェートのおじさんが時代劇の悪代官に変身した。
「ふっ、ふっ、ふ。おぬしも悪よのぉ・・・。」そして私は越後屋・・「いえ、いえ。何をおっしゃいます、お代官様こそ・・。」
そして最後はふたりで豪快に「わっ、はっ、はっ、は〜。」

どうやら彼らは現地に住む外国人に、そのお酒を横流ししているらしかった。
世の中の「悪の縮図」を垣間見た気がした。
クェートの気温は毎日摂氏50度くらいになった。でも湿気がないから日陰は全然涼しくて快適だった。
もうすぐ、梅雨がやってくる。 あ〜、除湿機が欲しいなぁ〜。


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